【一問一答】大谷、「単に実力が足りなくてああいう形で降りた」

 「エンゼルス1-10レッドソックス」(17日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が2回4安打3失点でメジャー初黒星を喫した。デビューから3連勝はならず、チームの連勝も7で止まった。右手中指にできたまめの影響で自己最少となる2回、66球での降板だった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 -右手まめの次回登板への影響は?

 「どのぐらいでよくなるかっていうのはだいたいでしか分からないので一日一日様子を見て。あとは通常通り、(ローテーションを)回っていく準備はやっていく、という感じと思います」

 -まめが各球種の制球にどう影響したか?

 「フォークボールは引っかけてましたし、真っすぐもいまいち指のかかりがよくなかったですし、スライダーにいたっては右打者の方に抜けていくようなボールが多かった」

 -打撃への影響は?

「ないと思います」

 -試合前からまめは気になっていた?

 「前回(8日)の登板が終わってちょっとあったんですけど、行けるという感じだったのでゲームに入って行ってゲームのレベルで投げたときに少し良くない部分があった。僕はもう少し(マウンドへ)行きたかったんですけど、メディカルスタッフの方と相談して『今日はやめとこうか』ということで終わりました」

 -患部は日本時代と同じ箇所?

 「中指です。だいたい中指らへんにしかできないので同じようなところだと思います」

 -スプリットはどう影響した?

 「スプリットもそうですし、ストレートもそうかなとは思いますけど、シーズンを過ごしていればこういうこともある。今はシーズン最初なので大事を取って降りようかということでしたけど、もし後半の戦いであったりしたらそれは全然行けるんじゃないかと思うので今日はシーズン最初だったということを踏まえての降板だと思ってます」

 -完治するまでに要する時間は?

 「程度にはよりますけど、完治する前に投げたりもします。それは先発のローテーションを回っていれば、こういうことは普通に起こること。いちいちああだこうだ言っても始まらないので今日にいたってはこういうことがありましたけど、単に実力が足りなくてああいう形で降りたんじゃないかなと思います」

 -どの球種も安定しなかった。何を投げていいか分からないという気持ちになったか?

 「そうですね。毎試合毎試合、調子がいいということはないのでむしろ調子の悪い試合の方が半分以上だと思ってるので、そういう時にどういうふうに工夫してやっていくかっていうのは課題。どのピッチャーも同じだと思います。そこは今後も勉強するところじゃないかなと思います」

 -レッドソックス打線の印象は?

 「僕の状態うんぬん別として、やっぱり素晴らしいチームだなと思いました。それは昨日、おとといから映像で見てても感じるところ。改めてやってみて素晴らしい打線だなと感じたので、それは勉強して次回やるときにしっかり自分で対策できるように工夫したいなと思います」

 -いつからまめは気になったか?

 「最初のあたりから元々よくはなかったですけど、僕は行けると思ってたのでコーチもそう思ってたと思います。試合に入っていって思った以上によくないなと。(皆さんも)見てて思ったと思いますけど、それでも(マウンドに)上がった以上は5回、6回までしっかり投げたいなと思ってた。なんとか工夫していきたいなと思ってたんですけど、次回の登板もありますし、これから長いので、今日は降りとこうかということでああいう形になりました」

 -きょうの投球を振り返って。

 「2回で降りたところも、3点取られたところもそうですけど、先発としての役割を果たしてないので、そこは次回に向けてもう1回しっかりやりたいと思ってます。今日の投球内容も含めてしっかりと反省して次回につながるように練習から取り組みたいと思います」

 -初回の先頭打者の本塁打。悪い球ではなかった。

 「振れてるバッターに対してボール先行のカウントになったり、キメに行く球ではなくてどこか(腕が)振り切れない球になってしまう時点で勝負に負けてるんじゃないかなと思う。自分の状態も含めていい1球ではなかったと思います」

 -初回の後、どんな修正があったのか?

 「バランスも含めて確認したというか、いい方向に進むように。これはどこでやってても変わらないですし、試合の中でうまくいかないことがあるのはどうしても起こりうることなので、それをゲームの中でしっかり修正していくことはすごく大事じゃないかなと思う。そういう意味では一回の反省を二回につなげれなかったのは反省するところ」

 -次回に向けて調整する点は?

 「まずはしっかりとした状態で試合に入れる準備をこの1週間でできればいいんじゃないかなと思ってますし、たとえ万全な状態で試合に入ったとしても今日みたいなことや、それ以上に悪い状態の時があるかもしれないのでそうなった時の対応とか、1イニングで切り替えれるのか、そこはすごい重要だと思うので強いチームになればなるほど大事じゃないかなと思ってます」

 -まめの状態は皮がむけたのか、血がにじんでいるのか?

 「なんて言っていいか分からないんですけど、そんなにひどくはないですね」

 -悪い状態ではない?

 「普通に起こりえる程度のものだと思います。僕に限った話ではないので、これはどの投手もまめができたりとか、爪が割れたりとかっていうことはシーズン投げていれば普通にあること。その中でも抑えなきゃいけないですし、しっかり投げて勝ちに結びつくようなピッチングをできないといけないのでそこは言い訳にはできないので次回までにしっかり修正したいなと思います」

 -前回よりも湿度が低かった。まめ以外で気になった?

 「(ボールが)滑る、滑らないっていうのは気候によって変わるのは当然のことなので工夫も必要ですけど、その中で対応していくのは常に大事じゃないかなとは思う。自分の状態も含めてそういうときにしっかり投げれる準備をしていきたいなと思うので今日の負けをしっかり反省していければ次へのプラスになると思います」

 -フォークとスライダーの割合が少なかったのはまめの影響か?

 「単純によくないボールだった。それらよりは真っすぐの方がよかったですし、きょうにいたっては2つともよくないという中でそれでも投げ続けてよくなる方向にもっていかないといけないので、今日はそうなる前に降りてしまったという形ですし、3点取られた後に、1戦目(3月29日のメジャー初登板)もそうでしたけど、どういうふうに粘って味方の反撃を待っていけるかっていうのも大事な要素だと思うので、きょうはそれができなかったと思います」

 -2登板連続で本拠地のチケット完売した。

 「それはありがたいですし、その中で勝ちゲームを見せれなかったというのはすごい申し訳ない気持ちがあって、(レッドソックス戦は)明日、あさってがありますし、しっかり勝てるようにがんばりたいなと思います」

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