エンゼルス大谷「だいぶ進歩した」開幕前最終登板で2失点6四死球も笑顔の理由

 登板前にブルペンで投球練習をする大谷(撮影・小林信行)
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 「エンゼルス春季キャンプ」(24日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)がマイナーの紅白戦(特別ルール)に先発し、計4回2/3を投げて2安打2失点、6四死球5奪三振だった。渡米後最多の85球。最速は154キロだった。

 5日後のシーズン開幕に向けての最終調整。エンゼルス傘下のマイナー打者を相手に大谷が四球を連発した。1死から四球と暴投で得点圏に走者を背負うと、3番打者を見逃し三振に仕留めた後、再び、四球を出した。1イニングの球数を制限する変則ルール。その時点で16球に達したため、首脳陣から攻守交代を命じられた。

 続く二回も四球、死球で2人の走者を背負うと暴投で無死二、三塁。カウント2-1からフォークボールを左前へ打たれて2点を失った。後続をカーブで見逃し三振、フォークで遊ゴロ。2死一塁となったところで球数は18。再びイニングを投げ切ることなく、攻守交代となった。

 三、四、五回は3アウトを取ってマウンドを降りたが、三者凡退は五回だけ。被安打こそ2本だったものの四回まで毎回の6四死球。見る者に制球難の印象を与える内容となった。

 しかし、試合後の大谷に暗さはない。右肩と右肘にアイシングをしながら笑顔で会見場に現れた。

 「今日はスプリットを中心に投げようかなと思ったので序盤から多めに投げられて良かったかなと思います」。

 この日投げた球数は実戦5戦目、渡米後最多となる85球。フォークの数は過去4戦の合計を上回る21球だった。

 初回に与えた2四球の内訳。1つ目はカウント2-1からフォークがワンバウンドになった後に148キロ直球が高めに外れた。2つ目はワンストライクから2球連続で投じたフォークがいずれもワンバウンドとなり、後手に回った。

 「どのカウントからでもスプリットを投げていたのでそれはそうなるんじゃないかなというのはありましたけど、カウントに関係なく、スプリットを確認しながら進められたのは良かったと思います。極端な話、スリーボールからでもフォークを投げようかなというぐらいの感じだった。そういう意味ではすごくいい練習ができた」

 二回の2点適時打はカウント2-1からの137キロフォークをとらえられると大きく弾んだ打球が三塁手の頭を越えてレフト前に達した。「いいところには行ってると思うので、特に問題ないかなと思ってます。最初より回を重ねたスプリットの方が落ちも良く、それも良かったと思う。あとの方が(フォークの)落ちが良かったと思うので、だいぶ今日で進歩したかなと思います」

 この日の最速154キロを初めて計時したのは四回1死一、二塁の場面で迎えた打者への2球目、この試合58球目だった。さらに次打者への初球と2球目(64、65球目)も最速タイ。その2人の打者から空振り三振を奪った時の決め球はいずれもフォークだった。尻上がりに調子が良くなっているのは球速や変化球のキレを見れば一目瞭然だった。

 この日でチームはアリゾナ州テンピでのキャンプを打ち上げた。「良かったこと、悪かったこと、できたこと、できなかったこと、いろいろありましたけど、1日1日全部がいい経験になったと思ってます」。日本ハム時代の調整法を参考にしながら二刀流に磨きをかけてきた大谷は「もちろん初めの方はどういうふうに進んでいくのか分からないまま進んでた部分はありましたけど、その中でもうまく回してもらったと思っています。順調にできたかなと思っています」と言って、充実感いっぱいの表情を見せた。

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