エンゼルス・大谷、術後初フリー打撃で102スイング 豪打に清宮も思わずチラ見

 昨年10月に右足首の手術を受けたエンゼルス・大谷翔平投手(23)が24日、千葉・鎌ケ谷の日本ハム2軍施設でフリー打撃を再開した。室内練習場で伊藤打撃投手を相手に102スイング。新人合同自主トレ中だった日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=も、豪打に思わず“チラ見”してしまった。

 懐の深い構えから、ボールに向かって一直線にバットを出していく。「オラー!」「ヨッシャー!」。大谷は叫びながら、無邪気な野球少年のように白球を打ち返した。マシン打撃は再開していたが、打撃投手の球を打つのは手術後初めて。周囲の視線をくぎ付けにし、順調な回復ぶりを見せつけた。

 4分間を5セット行い、フルパワーで合計102スイング。伊藤打撃投手は「(シーズン中と)ほぼ変わらないです。初めてにしてはよく振れていたと思います」と現状に太鼓判を押した。昨年10月にメスを入れたが、投手・大谷もすでにブルペンで立ち投げができるまでに回復。メジャー挑戦に向けた“二刀流調整”が、いよいよ本格化してきた。

 節目のフリー打撃再開だったが、特に熱い視線を送る選手が1人…。右手母指基節骨骨挫傷からの復帰を目指す日本ハム・清宮だ。新人合同自主トレのキャッチボール中にもかかわらず、後方を振り返っては打撃をチェック。「力強くて。すごい選手を間近で見られるのもなかなかないので、良かったです。逆方向に飛ぶところが(すごい)」。目で見て、肌で感じた経験を今後に生かしていく。

 大谷はその後、キャッチボールなどで調整した。しばらくは鎌ケ谷の施設で自主トレを続け、投打を磨く。エンゼルスのバッテリー組集合日は現地時間2月13日。数日後には野手もキャンプインし、開幕に向けた準備が加速する。既にビザも取得したとみられ、臨戦態勢が整ってきた。

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