ヤンキースがスタントン獲得を正式発表 今季52発のジャッジと最強コンビ結成

 大リーグ、ヤンキースは11日、マーリンズとのトレードで今季MVP&2冠のジャンカルロ・スタントン外野手(28)と金銭を獲得したと発表した。マーリンズはスターリン・カストロ二塁手とマイナー選手2人を獲得。米報道によると、マーリンズはスタントンの残りの契約10年2億9500万ドル(約355億円)のうち、3000万ドル(約34億円)を支払うという。

 マーリンズはジーターCEOら新オーナーグループが来季の総年俸を削減する方針を打ち出し、来季年俸2500万ドル(約28億3千万円)を含む10年2億9500万ドルの契約を残すスタントンのトレードを画策。ヤンキースはスタントンがもつ10年2億6500万ドル(約300億円)の契約を引き継ぐことになる。

 スタントンの契約には全球団を対象にしたトレード拒否権の条項が入っており、すでにジャイアンツとカージナルスへの移籍を拒否している。ヤンキースへの移籍は同条項を破棄することが条件となっていたが、同選手が8日にヤンキースタジアムを訪れていたことが10日に判明していた。

 ヤンキースには田中将大投手のほか、今季52本塁打でア・リーグ本塁打王に輝いたジャッジが所属。59本塁打&136打点をマークしたナ・リーグ2冠のスタントンが加わることで凄まじい破壊力をもった打線が形成される。

 一方のマーリンズはすでにマリナーズとのトレードで3年3800万ドル(約43億1千万円)の契約を残すゴードン二塁手を放出。現在は来季予想年俸1050万ドル(約12億円)のオズナ左翼手をカージナルスへトレードに出す交渉が進められているという。

 3選手の放出が実現すれば、今オフの目標とする来季年俸の削減額5000万ドル(約56億7千万円)にほぼ到達する見込み。しかし、核となる選手を一挙に失うことで大幅な戦力ダウンは否めない。

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