カブス監督退場処分の球審、誤審認める「完全に間違っていた」

 18日(日本時間19日)に行われたナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で打者のスイングの判定を巡ってカブスのマドン監督に退場を宣告した球審が「完全な間違いだった」と誤審を認めた、と米スポーツ専門局ESPN(電子版)が19日(同20日)、伝えた。

 問題の場面は、カブスが1点差に詰め寄られた八回1死一塁。ドジャースのグランダーソンがワンバウンドになった球をスイングし、一旦は空振り三振と判定されたが、ドジャースのロバーツ監督とグランダーソンが抗議。ウルフ球審は他の審判5人と協議した結果、判定を覆し、ファウルとした。

 場内の大スクリーンで流された再生映像ではバットがボールに触れておらず、カブスの本拠地はブーイングの嵐。鬼の形相でベンチから飛び出したマドン監督がスクリーンを指差しながら猛抗議したが、同球審は映像を確認することなく、訴えを却下。なおも執ように食い下がる指揮官に退場を命じた。同監督にとってはコリジョン・ルール適用による判定を巡って猛抗議した第1戦に続く、2度目の厳罰だった。

 カブスは1点リードを守り切り、シリーズ初勝利。1勝3敗としてスイープを免れたが、なんとも後味の悪い試合となった。

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