ドジャース・ダルビッシュ  史上最速1000K「どうでもいいわ」

 「ドジャ-ス4-5ロッキーズ」(8日、ロサンゼルス)

 ドジャースのダルビッシュがメジャーの歴史を塗り替えたのは四回だ。初回に一発を浴びたゴンザレスをスライダーで空振り三振に仕留めてメジャー通算1000奪三振を記録。K・ウッドの134試合を上回る史上最速の128戦目での大台到達だった。

 その瞬間、本拠地の大スクリーンが偉業を伝えると、観客席からは拍手と歓声。しかし、マウンド上の右腕に笑顔はなし。「どうでもいいわ、と思ってました」。目の前の敵に集中した。

 ところが、3点リードの五回に突然乱れ、5失点で12敗目。「カウントが悪くなってしまったのが一番の原因」。投球フォームを模索している段階。「四回まではかなり良かった。プロセスは一歩一歩踏めてるという感じはある」と手応えは実感している。

 自身は日本で7年プレーした後にメジャー移籍。「一番速いのが凄いというより1000三振取るまでプレーしたことは誇れると思う」。ダルビッシュが控えめに胸を張った。

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