「マーリンズ２－７ナショナルズ」（４日、マイアミ）

　５点を追う七回に代打で起用されたマーリンズのイチロー外野手（４３）が、中前打を放った。カウント０－２と追い込まれながらも１５０キロ直球を鋭く振り抜き、８月２９日以来、６戦６打席ぶりとなる安打を記録した。

　この一打で日米通算の塁打数を５８６２（日本１８８９塁打、メジャー３９７３塁打）とし、王貞治（巨人）の日本プロ野球記録に並んだ。前日の試合でＰ・ローズの持つメジャー通算出場試合最多記録を上回る日米通算３５６３試合出場を記録したばかり。イチローにとって２日連続の偉業となった。

　今季の代打での安打数は２４本。９５年にジョン・バンダーウォールが記録したシーズン２８本のメジャー最多安打まであと４本とした。