田沢、想定外のバント練習に「怖かった」 新天地マーリンズでキャンプ初日

ブルペンで投球練習をする田沢(撮影・小林信行)
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 レッドソックスからフリーエージェント(FA)でマーリンズと2年契約を結んだ田沢純一投手(30)が14日(日本時間15日)、フロリダ州ジュピターでキャンプ初日を迎えた。

 新たな背番号「25」のユニホームを着て臨んだ新天地での初練習。田沢を慌てさせたのはバント練習だった。

 「まさか初日からああいうのがあるとは思わなかった」。

 レッドソックスは指名打者制のア・リーグに属するが、マーリンズはナ・リーグ球団。試合で中継ぎ投手が打席に立つ機会はほとんどないとはいえ、バント練習は必須だ。打球を転がす練習は約5年ぶり。借り物のバットと手袋でマシン相手に打席に立ち、「けっこう速かったので怖かった。いい勉強になった」と苦笑いを見せた。

 本業のピッチングではブルペンに入り、スプリットなどの変化球を交えて26球。日本では5、6回、ブルペンで投げたという田沢だったが、今月上旬に渡米して以降は一度もなし。球団行事に追われ、キャッチボールをするのも5日ぶり。「全然しっくりこなかった。肩が軽かった」と納得いかない様子だった。

 昨年12月にマーリンズと2年1200万ドル(約13億7000万円)で合意。メジャーのセットアッパーの中ではトップクラスの好条件は最近4年で計256試合の登板を評価されてのものだが、「僕というよりもエージェントの力。頑張ってくれたと思います」と代理人のバレロ氏への感謝の言葉を忘れなかった。

 勝ちゲームで抑えにつなぐ役割を期待されている。「まずはしっかり自分のやるべき準備をすることが大事と思います」。4月3日の開幕に向けて気持ちを引き締めた。

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