大リーグ球団情報不正入手事件に厳罰 カ軍に2億3千万円の支払いとドラフトはく奪

 米大リーグ機構(MLB)は30日(日本時間31日)、カージナルスの元職員がアストロズのコンピューターに侵入し、選手情報などを不正に入手した事件に関して捜査が終了したと発表。同機構内の調査局を受けたロバート・マンフレッド・コミッショナーは同日、カージナルスに対し、アストロズへ200万ドル(約2億3000万円)の支払いと今季ドラフトの2つの上位指名権の譲渡などの厳罰を科した。

 15年6月に米メディアにより報じられた同事件は、カージナルスの元職員、クリストファー・コレアが2013年と14年にアストロズのEメールシステムや選手情報のデータベースに不正アクセスし、内部情報を入手。ヤンキースに所属していたイチロー外野手がアストロズにトレードされる話があったなどの極秘文書がネット上で公開される前代未聞の出来事に発展した。

 米連邦捜査局(FBI)などが捜査を進め、連邦裁判所は昨年1月に元職員に対して5つの罪で有罪の判決を下し、同7月に禁固46カ月とアストロズへの27万9038・65ドル(約3200万円)の支払いを命じていた。

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