ドジャース、接戦制して逆王手 マエケン笑顔で勝利のハイタッチ

明るい表情でキャッチボールをする前田(撮影・小林信行)
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 「ナ・リーグ地区シリーズ・第4戦、ドジャース6-5ナショナルズ」(11日、ロサンゼルス)

 前田健太投手(28)が所属するドジャース(西地区1位)はナショナルズ(東地区1位)とのプレーオフ地区シリーズ(5回戦制)第4戦に勝って、対戦成績を2勝2敗とした。リーグ優勝決定戦進出をかけた第5戦は13日(日本時間14日)、敵地ワシントンで行われる。

 第3戦を前田で落としたドジャースは、7日の第1戦で先発したカーショーを中3日で起用した。地元ファンの期待を背負ってマウンドに上がったエース左腕は、初回と三回に1点を失った。だが四回以降は尻上がりに調子を上げ、六回までの3イニングを1安打無失点に抑えた。

 カーショーの力投に応えるかのように、味方打線は初回に4番ゴンザレスの2ランで逆転に成功すると、三回と五回にも追加点を奪い、試合を有利に進めた。

 5-2の七回2死一塁から内野安打と四球で満塁のピンチに陥ると、ロバーツ監督はカーショーから右腕バエズにスイッチ。ところが、初球に押し出し死球で1点を失い、さらに代わった左腕アビランが2点適時打を浴びて同点にされた。

 この試合の救世主となったのはベテランのアトリーだった。同点の2死一、二塁の好機に右前適時打で勝ち越しに成功。1点リードの九回を守護神ジェンセンが締め、接戦を制した。

 この日の前田は試合前のフィールドで約15分のキャッチボールなどで調整。勝利の瞬間、仲間たちとフィールドに飛び出し、笑顔で勝利のハイタッチを交わした。

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