「ダイヤモンドバックス２－３ドジャース」（１６日、フェニックス）

　ドジャースの前田が５回３安打１失点で、１５勝目に到達した。チーム打率がリーグ３位のダイヤモンドバックス打線がバットの芯で捉えた打球は単打２本くらい。５回でマウンドを降りたが勝利に十分値する内容だった。

　珍しく四球が続く場面もあり「下半身がふわふわして、足に力を入れにくかった。中継ぎに助けてもらった」と反省。一方で「打者を見ながら、抑えるための配球をした」と両サイドを丁寧に突く持ち味を発揮。１～４番から計６三振を奪い、１失点で乗り切った。

　１５勝に日本投手がメジャー１年目で達したのは、松坂（レッドソックス）とダルビッシュ（レンジャーズ）だけ。「こっちに来て、そういう人たちのすごさが分かった。レベルの高さ、イニングを投げる難しさを実感する」と感慨深げだった。