「マリナーズ７－５レンジャーズ」（１０日、シアトル）

　ア・リーグ西地区首位レンジャーズとの１、２位対決３連戦、岩隈がマリナーズを初戦勝利に導いた。５日の前回対戦で７回３失点（自責点１）と好投しながら敗れた相手に、再び７回３失点の好投を見せ、本拠地で雪辱を果たし「首位争いだったので気持ちが入った」との言葉に実感を込めた。

　立ち上がりはボール先行で走者を背負ったが、一、二回を無失点で波に乗った。前ソフトバンクの李大浩の２打席連続本塁打など打線の援護もあった。四～六回は走者さえ出さず「とにかく厳しく攻めていけた」と胸を張った。

　自身の勝敗は５勝５敗の五分に戻した。「もちろん勝ったらうれしいし、気分も乗ってくる。これからも勝ちにつながる投球をしていきたい」と言い切った。