ド軍マエケン デカいズボンで笑われた

 ドジャースの前田健太投手(27)が20日(日本時間21日)、アリゾナ州グレンデールでバッテリー組のキャンプ初日を迎え背番号「18」の入ったユニホーム姿を披露した。ユニホームのズボンが大きすぎるハプニングがあったものの、キャッチボールや投内連係などのメニューを軽快に消化した。

 ドジャーブルーのユニホームに袖を通した前田がメジャーリーガーとしての第一歩を踏み出した。「いい緊張感を持ってクラブハウスには入れた。楽しく練習ができた」。約1時間半という短いメジャー式の練習を終えると、充実した表情を見せた。

 朝のクラブハウスでは“ルーキー”らしいバタバタもあった。他の選手が次々にユニホーム姿に着替えていく中、1人だけ2度、3度とズボンをはき直し。「(体が)細いんで、大きく見せるためにこのくらいがちょうどいい」と発注したズボンのウエストが大きすぎ、ロッカーが隣のボルシンガーに大笑いされる始末だった。

 日本とは違うことだらけのキャンプ初日となっても、ルーティンだけは変えることはなかった。左腕トーマスと組んだキャッチボールの前にはマエケン体操を披露。靴ひもを結んでいて気づかなかったというトーマスは「今度は見逃さないようにしないと」と興味を示した様子。前田自身も「続けていきたい」と今後も継続するつもりでいるだけに、ひょっとしたらはやるかもしれない。

 2日目の21日にはブルペン入りする予定。「オープン戦がすぐに始まるので、ボールとマウンドに慣れて、試合で投げれるように調整したい」。27歳の右腕は、メジャー1年目のキャンプの抱負を力強く口にした。(穐村賢)

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