マー君 イチローに2安打許し「完敗」
「マーリンズ2-1ヤンキース」(15日、マイアミ)
マーリンズのイチロー外野手(41)は「2番・中堅」で5試合ぶりに先発し、日米通じて初対戦となったヤンキースの田中将大投手(26)から2安打を放った。田中は7回9安打2失点で2敗目を喫した。
イチローの打撃技術には脱帽だった。田中は初めて対戦するイチローに、一回に右前打、三回に二塁内野安打を打たれた。「2本も打たれてしまったんで、完敗としか言いようがない」。潔く負けを認めた。
五回の対戦は、この日最速となる95マイル(約153キロ)の直球で見逃し三振に仕留めた。それでも「イチローさんが追い込まれてスプリットを意識してるところに、ど真ん中のストレートがいった。(勝ったという気持ちは)まったく(ない)」と言う。
昨季はチームメートとしてプレーしたイチローを、「意識した」と言う。イチローとメジャーで対戦したことに「小学生のころからは想像がつかなかったこと」と思いを語った。
ただ、試合に負けたことには腹立たしさがある。7回2失点だったが、1-1の七回に7番・ディートリッチに決勝ソロを浴びて開幕戦以来の2敗目。序盤から制球が甘くなり、今季最多の9安打を浴び「リズムをつかみきれない部分があった」と自分を責めた。




