イチロー、マーリンズ入り週明け発表へ

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったイチロー外野手(41)が、マーリンズと1年契約で基本合意したことが24日までに分かった。大リーグ関係者によると、年俸はおよそ200万ドル(約2億3500万円)。現在は出来高など、諸条件の詳細を詰めており、週明けにも正式発表される。

 野球人生初の越年交渉。オリオールズなども興味を示す中、出場機会や監督の野球観、チームの特徴などを考慮し、イチローが選んだのは、常夏のフロリダ州マイアミが本拠地のマーリンズだった。

 マリナーズ、ヤンキースに続く自身3度目の新天地。指名打者制のないナ・リーグは初めてだが、投手交代時の途中出場など、これまで以上に起用の幅は広がる。

 マ軍の外野陣3人は、昨季本塁打王の右翼・スタントンら20代前半の有望選手ばかりで、昨季はいずれも140試合以上に出場。球団はイチローを『第4外野手』と見ているが、レギュラー奪取の可能性は十分にある。

 昨季終了後に「今から162試合やれと言われても何ら問題ない」と話したように、41歳という年齢を全く感じさせない状態を維持。5年連続負け越し中のチームにとって、12年ぶりのプレーオフ進出へイチローの経験と実績は不可欠だった。

 球団史上初の日本人選手で、オリックスとマリナーズでつけていた背番号「51」が復活する可能性もある。

 メジャー通算3000安打まであと156本。日米通算4122安打は、メジャー歴代2位のカッブの4191安打まであと69本、同1位のローズの4256安打まで134本に迫っている。メジャー15年目、プロ24年目のシーズンへ、イチローがようやくスタートラインに立った。

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