米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手（２５）が、ジーンズが似合う有名人に贈られる「第３１回ベストジーニスト２０１４」のグローバル特別敢闘賞を受賞し９日、都内での授賞式に登場した。現役プロ野球選手では初の快挙。メジャー挑戦した今季は、故障もあり無冠に終わったが、予期せぬ“タイトル”獲得に笑顔だった。「一般選出部門」はＫｉｓ‐Ｍｙ‐Ｆｔ２の藤ヶ谷太輔（２７）、タレント・ローラ（２４）が受賞した。

　マウンド上とは勝手が違う舞台に、マー君は緊張気味だった。

　現役野球選手では前例のないベストジーニストの特別敢闘賞受賞。「自分には縁がないものと思っていた。こういう場は慣れないので緊張してますが、野球の現役では初めてで、とてもうれしい」と素直に喜びを語った。

　前夜、米国から帰国したマー君は、上下デニムに黒の革靴というスタイルで登場。昨年に続く受賞となったローラから「似合ってるよ～。靴が合ってないけど、全然大丈夫」と“ダメ出し”され、同席したさまぁ～ずに「完璧なんだよ。批判すんじゃねえよ」とフォローされるという展開に、苦笑する一幕もあった。

　今回の受賞は、「マー君」と親しまれ、メジャー挑戦の夢を追い、力強い投球で進化し続ける姿が、ジャパンジーンズのイメージに重なることが選出理由。昨年は２４勝０敗で、多くのタイトルを獲得し、楽天の初の日本一に貢献。メジャーに挑戦した今季は、右ひじを痛めながらも、１３勝５敗の好成績を残した。無冠には終わったが、グラウンド外では予期せぬ“タイトル”を受賞。日頃、ファッションのアドバイスしてくれる妻の里田まい（３０）からは「良かったね」と祝福されたという。

　「ケガもあり、思うようなシーズンを送れなかったけど、たくさんの方の応援が力になりました」とマー君。メジャー挑戦１年目に手にした“１冠”を弾みに、来季に挑む。