上原エッ…レ軍走塁妨害でサヨナラ負け

 「ワールドシリーズ・第3戦、カージナルス5-4レッドソックス」(26日、セントルイス)

 第3戦は26日、セントルイスで行われ、レッドソックス(ア・リーグ)は4‐5でカージナルス(ナ・リーグ)にサヨナラ負けし、1勝2敗となった。上原は九回1死一塁から6番手で投げ、登板中に味方の走塁妨害で決勝点が入った。

 ぼう然と立ち尽くす上原の視線の先に、審判に抗議するファレル監督の姿があった。守備妨害でサヨナラ。納得のいかない敗戦にうつろな視線のまま、結果を受け入れるしかなかった。

 上原は「なんかすっきりしない」と、首をひねった。

 同点の九回1死一塁から登板。先頭打者に初球の内角直球を打たれ、二塁打で二、三塁。次打者の二ゴロで本塁を狙った三塁走者はアウトになったが、二塁走者を三塁で刺そうとした捕手の送球がそれた。腹ばいになった三塁手が走者をつまずかせる形となり、妨害と判定された。

 悪い流れはあった。同点の七回にブレスローが無死一、二塁で降板。救援した田沢もホリデーに勝ち越しの2点二塁打を浴びた。締めていなかった三塁線を破られた一打だったが「打たれた僕が悪い」とうなだれた。

 ファレル監督は「すぐに飲み込むには苦すぎる薬のようだ。これだけ重要な試合があのプレーで終わってしまうのは、本当につらい」と厳しい表情で話した。すっきりしない幕切れとはいえ、盤石だったはずの上原、田沢、ブレスローの救援陣を投入して2連敗した事実は残る。上原は「どう言っても(判定が)覆ることはない。切り替えるしかない」と必死に前を向いた。

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