ダル不調でも3回0封「投手の役割」
「オープン戦、レンジャーズ5-4パドレス」(4日、サプライズ)
レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)はアリゾナ州サプライズでのパドレス戦に先発して3回を投げ、無安打無失点だった。3三振を奪い、2四球を許した。次回は11日(日本時間12日)のジャイアンツ戦に先発の予定。
3回を無安打無失点で片付けたダルビッシュから意外な感想が漏れた。「悪い時でも抑えるのが投手の役割。そういう意味で良かった」。不調の中でも制球を立て直し、好結果につなげた。
二回までに2四球。右打者の頭の上を通過する球もあった。「きょうは球が滑る方だったし、自分も思ったように動けていなかった」と話したが、慌てる姿は見えなかった。四球の後は「一番信頼できた」というスライダーでいずれも見逃し三振を奪い、ピンチを広げなかった。
「制球ができない中でちゃんと考えてアウトに取れている。去年と全然違う」と言う。主導権を打者には与えず、オープン戦の2試合計5回で安打はまだ許していない。