閉店に衝撃……23年続いた大阪・道頓堀のTSUTAYA「最終営業日まで“推し活”を楽しんでいただけるように全力で」

大阪・道頓堀の「TSUTAYA EBISUBASHI(通称エビツタ)」と天王寺の「TSUTAYAあべの橋店」の営業終了が相次いで発表された。

エビツタは関西を拠点に活躍するアーティストやアイドルの聖地として愛され、あべの橋店は昨今減少しつつあるCDやDVDのレンタルサービスを実施している店舗ということで、SNSでは驚きや惜しむ声が相次いだ。2店を展開する「CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)」に、閉店に際しての思いやこれからの展開を訊いた。

■「エビツタ」閉店にアイドルファン衝撃大阪・道頓堀の中心に店を構える「TSUTAYA EBISUBASHI」。2003年の開業以来、アイドルやアーティストの新譜発売キャンペーン、サイン会やお渡し会などのイベント開催に力を入れ、「エビツタ」という愛称で親しまれてきた。過去にはAぇ! groupやなにわ男子の大型看板などを掲示しており、同店で記念撮影をしたファンも多いのでは。

大阪におけるエンタメ発信スポットのひとつとして親しまれた同店だけにSNS上では嘆く声が続出しているが、担当者は「約23年間にわたり、多くのお客さま、アーティスト・著者の皆さまに愛され、共に歩んでまいりました。私たちTSUTAYAの誕生の地は大阪・枚方市です。そんな大阪の象徴である戎橋の地で皆さまに文化を届け続けたこの店舗は、非常に思い入れのある特別な店舗でした」とコメント。

さらに「エビツタという略称が浸透しSNSで多用いただいていること、聖地と言っていただけること、スタッフ一丸となり取り組んできた『推し活に注力する』というコンセプトの賜物です。SNSでのコメントを通し改めてその浸透を感じることができ、うれしく感じると同時に、そのような場所を維持できない悔しい気持ちでいっぱいです。最終営業日まで推し活を楽しんでいただけるように全力で駆け抜けたいと思います」と心情を明かした。

■ 閉店ショックは「あべの橋店」にも一方、あべの橋店は、CD・DVDのレンタルサービスを今も提供する店舗としても知られる。SNS上ではエビツタと同じく閉店を惜しむ声が相次いでおり、サブスク全盛期の現在でもいかに愛されているかがうかがえる。担当者によると、やはり配信されない音楽や映画を求める人や、サブスクになじみのない人による需要が高かったという。

TSUTAYAにCDやDVD、コミックをレンタルする店というイメージを持つ人も多いだろう。サブスクの浸透により今後レンタルサービスはどう展開していくかは気になるところだが、「私たちはTSUTAYAをレンタルショップとは考えていません。レンタルサービスはあくまで『お客さまの生活を豊かにするための提案手段のひとつ』と捉えています」と担当者。

続けて「時代とともにサービスの形は変わっていきますが、お客さまの趣味や暮らしに寄り添い、新しい発見や楽しみを提案するという本質は変わりません。これからも商品やサービスの枠を超えて、お客様の生活を豊かにする『生活提案の場』として価値を提供し続けていきたいと考えています」と話した。

大阪で長く親しまれてきた2店舗が相次いで営業を終える一方、今後も大阪での店舗展開やサービスは続けていく。

「エビツタ」の地下1階にあり、フィギュアやグッズ、漫画などを取り扱う「大阪IP書店」は、2027年春に大阪市内へと移転オープンする予定だ。

また大阪駅直結の施設「LUCUA osaka」内にある「梅田 蔦屋書店」や心斎橋・淀屋橋・大阪駅などで展開するシェアオフィス空間「SHARE LOUNGE」など既存の店舗でも、これまで以上に、客のライフスタイルに寄り添ったサービスに注力するという。

「TSUTAYA EBISUBASHI」(2027年1月11日閉店)住所:大阪市中央区道頓堀1-8-19、営業時間10:00~22:00(BOOK・CD・DVD)、11:00~22:00(コスメ)、8:00~22:00(カフェ)、10:00~22:00(大阪IP書店)

「TSUTAYAあべの橋店」(2026年10月4日閉店)住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-34、営業時間9:00~23:00(レンタル・販売)、9:00~23:00(GAME・トレカ販売)、12:00~20:00(GAME・トレカ買取)、10:00~18:30(スマホ買取)

取材・文/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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