大阪・京橋駅の名物ジューススタンドが3月末に閉店、25年の歴史に幕…今後の展開は?「出店は検討していく」
京阪電鉄「京橋駅」(大阪市都島区)のホーム上にあるジューススタンド「ジューサーバー京橋店」が3月29日をもって閉店。名物「ミックスジュース」などをスピーディーに提供する大阪人にとっては馴染み深い店舗なだけに、SNS上では悲しみの声が相次いでいる。
閉店の理由や今後の展開について、同店を運営する「カフェ」(本社:大阪市中央区)に話を聞いた。
■ 通勤・通学客が主な利用層、京橋駅は競合業態も多数2001年7月に開業し、約25年の歴史を持つ京橋店。京阪沿線で最も利用者数が多い京橋駅のホームにある同店だが、コロナ禍における感染防止意識の高まりなどの影響により、一時的に売上が半減した。
その後も原材料費や人件費の高騰に伴う価格上昇の影響などから売上は回復せず、苦戦が続いたという。それらの背景に加え、通勤・通学客が主な利用層である京橋駅においては、コンビニエンスストアや自動販売機、コーヒーショップなどの競合業態も多いという背景がある。
その一方、ジューサーバー新大阪店ではコロナ禍前後で客層が変わり、短時間でサッと飲む通勤時の需要から旅行・出張の合間にちょっと贅沢を楽しむ需要が急増。同店の運営を通して立地戦略を見直す必要があると判断し、閉店に踏み切ったという。
担当者は、「旅行者需要が高い新幹線の停車駅や空港などの主要ターミナルではジューサーバーの提供価値があると考えています。今後も主要ターミナルへの出店の検討を進めていければ」と今後の展開について明かした。
閉店にあたり、「これまで多くのお客様にご来店いただき、毎日の一杯を通してたくさんの出会いと温かい時間をいただきました。長きにわたりご愛顧いただきましたこと、スタッフ一同心より感謝申し上げます」と感謝を述べた。
■ 惜しまれながら閉店も「引き続き出店は検討」残念ながら別エリアへの移転予定はないというが、担当者は今後の展開について「乗降客数の多いエリアや観光地など、一定の商圏が見込まれる立地への出店を引き続き検討していきます」と話している。
また、ジューサーバーは「JR新大阪駅」構内と「ひらかたパーク」内の2店舗が営業している。ひらかたパーク店限定の「ミックスジュースホイップ」(700円)など店舗限定メニューもあるので、比べてみても楽しそうだ。
SNS上では京橋店の閉店に対し嘆きの声も相次いでいるが、担当者は「お近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。これからも皆さまにフレッシュで美味しい一杯をお届けできるよう努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!」と前向きにコメントしている。
◇
「ジューサーバー京橋店」は、3月29日まで営業中。また最終日まで名物「ミックスジュース」の全サイズ割引キャンペーンを実施している。割引価格はRサイズ350円→250円、Lサイズ500円→350円、XLサイズ750円→500円。
取材・文・写真/つちだ四郎
(Lmaga.jp)
