昔の百貨店ノベルティ、豪華すぎ! 大丸心斎橋が300周年、“お宝尽くし”の記念展示
今秋11月に開業300周年を迎える「大丸心斎橋店」(大阪市中央区)で3月6日より、記念イベントがスタートし、各階には大丸の歴史を辿る「ミニ博物館」が登場。間近で江戸~昭和期にかけての貴重な史料を鑑賞できたり、デジタル浮世絵や、お馴染みの「大」マーク看板などのフォトスポットも楽しめる。
■ タイムスリップした気分…館内13カ所で貴重な展示京都の呉服商から始まり、1726年に大阪・心斎橋に出店して以来、1度もこの地を離れず、明治期に百貨店へ転換した大丸。約9カ月間に渡る特別企画の第1弾では、中央玄関(心斎橋筋)に300周年記念ロゴの暖簾が掲揚され、各階のエスカレーター前など本館内13カ所で「ひとます」=約2帖を小さな博物館に見立てた展示コーナーを展開する。
この「ひとます博物館」では、江戸期の大丸の浮世絵を版画のように完成させていくスタンプラリーも実施され、担当者は「お客さまに『歴史』を感じてもらえるよう、時代のひとコマを切り取った『魅せる博物館』。催事場がないことを逆手に取った企画なので、館内をタイムスリップした気分で巡ってほしい」と呼びかける。
華やかな桜や提灯で彩られた1階イベントスペースには、人形を使って呉服商の座売りの頃の店先を再現。貴重な看板や明治期の暖簾などを間近で鑑賞でき、当時の雰囲気を体感できる空間に。店内に置かれている算盤や小箪笥、当時のタイムカードのような店員の出勤簿などの細やかな備品にも注目したい。
各階ごとに趣向を凝らし、江戸期に描かれた大丸の浮世絵と桜の生花の装飾(2階)をはじめ、3種の動く浮世絵が映し出されるシースルービジョン(4階)など、海外からの観光客にも「大丸」に興味を持ってもらうための日本らしさ全開の仕掛けも多数。
特に、昔のパンフレットやノベルティなどの展示は、アナログ時代ならではの細やかなデザインが目を惹き、「歴史」を存分に感じられ、ミニスペースながらも見応え十分。江戸~明治期の引札(チラシ)コーナー(6階)には、現存する大丸最古の引札が展示され、1733年当時の店主名や商号などが明記されている貴重な史料だ。
ほかにも、明治期に「歳暮御祝儀」として配っていたノベルティの「双六」(5階)には、梅田など大阪の路面電車の各停留所が描かれていたり、かつての館内パンフレットでのフロアの売場案内(7階)など、いずれも丁寧に作られたこだわりのデザイン尽くしで、時代毎の変化を見くらべるのが楽しいラインアップに。
歴史展企画「ひとます博物館」の実施は4月1日まで。開業300周年記念オリジナルのれん掲揚は4月2日まで。また、3月6日~31日の期間限定で、館内の飲食店13ブランドに「お子さまランチ」を大人向きに仕立てた開業300周年記念フードメニュー「春のおとな様ランチ」が登場する。
取材・文・撮影/塩屋薫
(Lmaga.jp)
