大学生らが発案!三宮で阪神淡路大震災モニュメント8か所巡るスタンプラリー…震災を知り、防災グッズをゲット
2026年1月17日5時46分、阪神・淡路大震災発生から31年。各地で開催される追悼行事のひとつ「東遊園地」(神戸市中央区)で開催される『阪神淡路大震災1.17のつどい』は市民ボランティアたちの手で企画運営を行い、今年は関西在住の大学生らの団体「1.17リーダーズ」が、実行委員会とともに運営を担っている。
今年、灯籠で象る言葉は公募で決定した「つむぐ」。16日地震発生の12時間前17時46分にあわせ黙祷。17日も早朝から灯籠に灯りを灯し、5時46分に黙祷がおこなわれた。
「1.17リーダーズ」は、この「つむぐ」を象る竹や紙の灯籠の準備やろうそくの配布などの取り組みに加え、楽しみながら震災を知ってもらう取り組みとして、初めて「1.17スタンプラリー」も企画。当日早朝3時半に集合して、さまざまな準備を行った。
「東遊園地」や「みなとのもり公園」周辺の震災の遺構や記念碑など震災モニュメントを8か所巡って、オリジナルスタンプを集める。各スタンプは、レインコートや簡易トイレなど防砂グッズになっていて、8か所集めると非常持ち出し袋が完成する、というものだ。スタンプの個数に応じて、先着でホイッスルなどの防災グッズのプレゼントも。
それぞれのチェックポイントに大学生が立ち、訪れる参加者のシートにスタンプをおして、そのモニュメントが設置された意義などもしっかりと解説。スタンプラリー開催の準備はもちろん、遺構解説の部分もしっかり勉強してきたことが分かる。
チェックポイント5番「高速道路の折れた脚」は京橋PA近く。阪神高速道路の折れた橋脚など3点の震災遺構を展示していて、地震の力のすさまじさを間近に感じることができる。
この場所を担当した兵庫県立大学の大学生は、「数週間前にやろう!と決めて、急ピッチでシートを作成したり、この日のための用意をすすめた。スタンプラリーに参加してくれる人がいるか不安もあったが、次々訪れる人がいて、なかなか忙しい。台紙も足りず印刷しに行っているみたいです」と話した。
毎年この日東遊園地に来ていると言う来場者も、スタンプラリーに挑戦。「8つのスタンプポイントを巡るとだいたい1時間くらいでした。普段なかなかいかない場所もあって、とても良い取り組みだと思います」と8か所コンプリートした感想を話してくれた。
ボランティアメンバーのひとりは、「活動を続けていくのためには、楽しさも必要。プレッシャーだけだとなかなか続けられない。活動を通じてさまざまな世代の人たちとの出会いがあり、それも楽しみのひとつになっています。2月には能登にも行くんです」と明るい。
『阪神淡路大震災1.17のつどい』の実行委員長・藤本真一さんも「メンバー約30人ほどですが、活動に参加する学生は優秀だしとても熱心。安心して任せられると思っている」と活躍ぶりに太鼓判を押す。
上の世代から引き継ぎ、毎年続けていくことと、また新たに始める取り組み。年々、震災の記憶の風化が叫ばれる中でも、新たなアプローチで「震災を伝えていく」取り組みが続いていく。震災を経験していない若い世代の活躍に、これからも注目したい。
『阪神淡路大震災1.17のつどい』の開催は、17日20時頃まで。スタンプラリーの開催は、17時頃までを予定している。
取材・文・写真/Lmaga.jp編集部
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