まるで裏側見学?「海遊館グッズショップ」がリニューアル、ファン心くすぐる“展示型”空間に
世界最大級の水族館「海遊館」(大阪市港区)は12月18日、オリジナルグッズを販売するオフィシャルショップをリニューアル。買い物の場にとどまらず、まるで展示のような空間へと生まれ変わった。
今回リニューアルしたのは、入館者のみが利用できるエントランスビル3階の「オフィシャルショップ」。入館券不要で利用でき、全国の水族館で取り扱いのある商品を中心とした2階の「オフィシャルミュージアムショップ」とは異なり、海遊館のスタッフが企画した完全オリジナル商品が揃う。
■バッグヤードに潜入? 思わず立ち止まる、マニアックな装飾店内は、架空の部署「海遊館商品企画室」をコンセプトに、グッズ制作の舞台裏を再現。実際の「商品企画書」や、個性豊かなスタッフ達の「作業机」をイメージした装飾が登場した。図鑑や釣り竿、地図、カメラなどの裏方アイテムが所狭しと配置され、なかには実在するスタッフの私物も混ざっているとか。普段は見られない世界をのぞくような感覚で、想像をふくらませながら思わず足を止めてしまう見応えだ。
また、商品の陳列も遊び心たっぷり。バケツやダンべ(魚の一時保管や輸送の際に使われる大型容器)にぬいぐるみを入れ生き物たちが運ばれている瞬間を切り取ったような陳列や、ロングセラーの「オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ」が1羽ずつぴったり収まる専用棚など、スタッフのこだわりと愛らしさが随所に散りばめられている。
■新アイテム続々登場、ショップ袋廃止でバッグ類を強化リニューアルに合わせ、靴下やハンカチ、巾着、お絵描き定規などの新アイテムが登場。いずれも海遊館で暮らす生き物たちがデザインされている。さらに、紙袋の提供終了に伴いバッグ類を強化。色とりどりのエコバッグのほか、館内にある各水槽の温度や水量といった専門的なデータを落とし込んだトートバッグも誕生した。新商品は今後も順次登場する予定だ。
そのほか、定番の人気アイテムも健在。お腹側を見れば生殖器の有無で性別が分かる「エラ付ジンベエザメぬいぐるみ(オス・メス)」や、卵→ヒナ→成鳥へと成長する「オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ」、親から子が出てくる「ぬいぐるみイトマキエイの親子」などが揃う。いずれも海遊館の飼育員が監修した、細部までこだわった本格仕様だ。
■セルフレジ導入!レジコーナーの装飾にも注目今回からセルフレジを新たに5台導入。レジ袋の用意はなく、有料販売も行われていないため、来店時はマイバッグの持参が必要となる。また、レジコーナーの壁面には、商品企画のリサーチ資料がずらりと並び、装飾の一部として楽しめるのも見どころのひとつ。※資料は展示用のため触れることはできないが撮影はOK。
「海遊館」の営業時間は日によって異なる。年末年始も休まず営業するが、2026年1月14日・15日の2日間は施設点検のため休館。入館料は16歳以上2700円~、小・中学生1400円~、3歳以上700円~(日によって異なる)。
(Lmaga.jp)
