大阪・北摂エリアに新たな施設、駅近で利便性高く 近隣では大規模な建て替えを検討中
大阪・北摂エリアに7月24日、商業施設「北千里グリーンプレイス」(大阪府吹田市)がオープン。カフェや習い事教室など7店舗、施設横「まちなか広場」でのイベントなどを通して、地元住民らが気軽に立ち寄れる「集いの場」をめざす。
「グリーンプレイス」は、「JR西日本グループ」が手がけており、本年度の開業は「うめきた」「高槻」に続く3施設目。今回の「北千里グリーンプレイス」は、閑静な住宅街が広がる「千里ニュータウン」北部に位置し、阪急 千里線の終着駅「北千里駅」から徒歩約4分の利便性が良い立地に開業する。
北千里駅近くには、約70の専門店や「イオン北千里店」が入る大型商業施設「dios(ディオス)北千里」がありつつも建て替えが検討されており、駅から半径2km以内の居住者が約9万人(運営会社調べ)というベッドタウンで、貴重な商業施設となる。
「北千里グリーンプレイス」は「北千里小学校」跡地に開業し、1階に飲食店2店舗とパーソナルジムが出店。自然食カフェ「野菜とつぶつぶ アプサラカフェ」は靴を脱いでくつろげる空間もあり、芝生広場を眺めながら野菜を使った日替わり「アプサラ定食」(1300円)などが楽しめる。
また、大阪初登場となる兵庫発のカフェ「ノーザンエイトコーヒー」は秋に開業予定で、世界の料理がテーマのフードに合う、エチオピアベースのオリジナルコーヒー「北千里ブレンド」も販売される。2階には子育て世代にうれしい音楽や英語教室、学習塾ほか、歯科医院が揃う。
同施設に隣接している複合施設「まちなかリビング北千里」は、平日でも多くの人が利用しており、公民館や図書館、児童センターが入る地域の子育て・学びの拠点。2022年の開館以来、多世代に親しまれ、以前から近場で食事などを楽しめる商業施設が望まれていたそうだ。
運営会社担当者は「地域の方に親しみのある小学校という思い出の地を引き継ぎ、学びや自分磨きの場になれば。また住宅街ならではのゆったりした雰囲気が魅力の地域ですので、くつろげるカフェなど自分の庭と思って高頻度で通ってもらえる施設をめざしたい」と話す。
「北千里グリーンプレイス」は7月24日の10時にグランドオープンし、「まちなか広場」で『こども縁日』などのイベントを開催(16時まで)。各店舗の営業時間は公式サイトにて確認を。
取材・文・写真/塩屋薫
(Lmaga.jp)
