映え抜群なのに…「呑兵衛」向け!? 大阪でまさかの体験、「宇宙」モチーフのアフタヌーンティー開始

アフタヌーンティー文化が年々盛り上がる昨今、スパイス系や中華系など、多種多様なアフタヌーンティーが誕生している。そんななかJR福島駅前の「ホテル阪神大阪」(大阪市福島区)では、お酒が飲めるアフタヌーンティーを実施していることをご存知だろうか。甘党かつ呑兵衛な筆者としてはこんなにありがたいことはないが、一体どのようなものか・・・。実際に体験してきた。

■ いいんですか!? シェイカーを振ってバーテンダー体験アフタヌーンティーといえば、その名の通り午後の穏やかな時間帯に紅茶を片手に楽しむ、というイメージが強い。そんなイメージに反し、同ホテルの7階にあるバー「カバレロ」ではアルコールドリンクといただく「ナイトアフタヌーンティー」を実施している。

アフタヌーンティーでお酒が飲めるというだけでもうれしいのだが、今回体験したプランは「夏の夜空」から着想を得た星や月、銀河系をモチーフにした内容となっている。ホーム用プラネタリウムを3つ所持しているほど宇宙や星が好きな筆者からすれば、好きな要素ばかりが詰まった内容だ。

自然とテンションも上がりつつ入店すると、落ち着いたライティングにムーディな音楽でお出迎え。若い女性やカップルからも人気とのことだが、それも頷けるロマンティックな雰囲気。

プランではまず5種のドリンクから好きな1杯を選べるのだが、こちらも星や銀河がモチーフに。なかでも「ブルームーン」「アース」「コスモ(ノンアルコール)」の3種は、お客が自らシェーカーを振ってカクテルを作ることができるのだ。素人がいいんだろうか・・・とドキドキしながら、熟練バーテンダーの助けを借りつつシェイク。もちろんプロの技には及ばないものの、自分が仕上げたと思うとカクテルも少しおいしく感じる。

さらに、1800円追加でアルコールドリンクが飲み放題に。瓶ビールやウィスキーをはじめとし、キティやカシスソーダなどのカクテルも一通り揃っており「本当にアフタヌーンティー?」と疑わしくなるほどの充実のラインアップ。ドリンク飲み放題をつけても6800円というのは、高価格帯が基本のアフタヌーンティーとしてはかなりリーズナブルだ。

■ かわいい見た目に騙されかけた、お酒に合いすぎるセイボリーそしていよいよ、メインのスイーツ&セイボリーがテーブルに到着。今回のために揃えたというシックな色味のお皿には、惑星や月、星空をモチーフにしたスイーツ6品とセイボリー5品が並んでおり、そのビジュアルの華やかさに思わず声が上がってしまう。「天の川」をイメージした粉砂糖や星空を表現した金粉など細かなところにもこだわっており、「これは太陽かな?」などと予想するのもまた楽しい。

と、うっとりするほどキラキラしたビジュアルなのだが、やはりお酒好きにもアプローチしているだけありアルコールとの相性もばっちり。例えばパテとチーズをサンドした「惑星バーガー」やライスコロッケの一種「アランチーニ」は、塩気が程よく効いて食べ応え抜群、キュートな見た目に反してお酒のアテとしても最高なのだ。

取材に同席していたお酒好きの編集部員は、セイボリーのひとつ、チーズとシャルキュトリー(ハムやソーセージなどの総称)を「小惑星ゾーン」と呼び、ハイボールとともに楽しんでいた。

また、ワインを使った琥珀糖やグレープフルーツジュレにウォッカとライチリキュールを合わせたスイーツなど、トレンドを抑えつつもちょっと大人なスイーツがあるのも一味違った。

甘党かつお酒好きな筆者としては余すことなく満足度たっぷりだったアフタヌーンティー。一方で「お酒は苦手だけど甘いものは好き」「甘いものはあんまりだけどお酒は飲みたい」という食嗜好が異なる人同士でも遠慮することなく楽しめるなと感じた。

『ナイトアフタヌーンティー~魅惑の宇宙(そら)~』は、6月2日から8月30日まで実施。時間は17時から23時まで(ラストオーダーは22時30分/2日前の12時までに要予約)。料金は1人5000円、1800円追加でアルコールドリンクも飲み放題(90分制)。

取材・文・写真/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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