加熱しなくてもそのまま食べられる、「ウインナー」は災害時にも役立つ 食べる際に気をつけることは?

1月17日に発生から30年を迎えた「阪神・淡路大震災」。毎年この時期になると防災意識が高まるという人も多いのではないだろうか。筆者も防災用品を揃えたり、消費期限や使用期限をチェックしたりと、なるべく災害への備えをしているつもりだが、手間がかかり億劫になってしまうことも。

そのため少しでも続けやすくするためにローリングストック等も導入しているが、収納には限界もあるのが現実だ。そんななか、普段冷蔵庫に常備されていることが多い食材「ウインナー」も災害時に活躍するという。詳しい話を「丸大食品」(本社:大阪府高槻市)の広報担当者に訊いた。

■焼いたり茹でたりしなくても食べられるウインナー──ウインナーが災害時にも役立つとは意外でした。

実はウインナーは製造過程で、すでに火を通しているため、焼いたり、茹でたりしなくてもそのまま食べられます。そのため、冷蔵庫にストックしておくと、もしもの時の防災食として役に立つんです。

──確かにパッケージにも「加熱せずにそのままでもお召し上がりいただけます」って表記されていますね。

災害発生後すぐは火が使えないことも多いので、調理せずに食べられるウインナーは重宝すると思います。でも冷蔵商品のため災害発生後1~2日目の冷蔵庫内の食品を傷む前に優先的に消費するのがおすすめです。

──そのまま食べる際に気をつけることはありますか?

気軽にそのまま食べていただけますが、よりおいしく食べられる方法があります。5分程度室温に戻して食べることで、冷やしたままよりもウインナーの脂が口の中で溶けやすくなり、よりおいしく食べられます。簡単なのでぜひ一度、普段の生活のなかでも試してみてください。

ちなみに災害発生後、調理に火が使えるようになった際には、パスタと一緒にウインナーを茹でることで、ウインナーから出る脂がパスタに絡み、茹で上がって時間が経ってもパスタ同士がくっつきづらくなり、固まりにくくなるのだそう。普段から使えるハックなので、ぜひ試してみては。

取材・文/野村真帆

(Lmaga.jp)

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