シニア世代の結婚事情、20年で大幅変化 年の差29歳夫婦が登場「朝マック片手に…」【新婚さんいらっしゃい!】

長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ)の4月21日放送回に、年の差29歳の新婚さんが登場。夫は82歳、妻の親より2歳上で孫は5人、ひ孫までいるが、なぜ結婚という形を選択したのか? シニア世代の結婚観に迫る。

■ 20年で3倍に、シニア世代の結婚事情

シニア世代の結婚事情が近年、変化している。最新データによると、60歳以上の婚姻数は2000年と比べ、女性は1.5倍、男性は3倍にも増加しているという。

今回の新婚さんは、82歳&53歳と、29歳差。妻が父親に写真を見せたところ、「おじいさんやん!」と絶叫されたという。友人たちも口をそろえて「お金があるん?」と訊ねてくるが、遊び方が昭和の夫。たんまりもらった退職金も、スナックでさんざん楽しみ、1カ月で使い果たしたが、妻は「お金じゃなくて愛情よ」と断言する。

出会いは4年ほど前で、妻が銭湯で仲良くなった80歳のママがキューピッド。彼女が営むカラオケ喫茶で常連だと紹介されたのが夫だった。お客さん全員がシルバー世代だったが、夫はGパンを履き小洒落ていて、気さくにしゃべりかけてくれる。

楽しいなと通い始めた3回目、酔った夫が「デート行こうや」とアプローチし、その後にデュエットをすると、心臓がバクバク言い始め、「私のストライクゾーン広すぎる!」と妻の新たな扉が開いたという。

結局は妻が自ら電話番号を渡すが、待てど暮らせど一向にかかってこない。しびれを切らせた妻は、夫に会いたくて自宅を探し始める。ようやく合致する表札を見つけ、早朝6時に朝マック片手に突撃することに。家に入れてもらうと、仏間には亡くなった奥さん2人が祀られていた。独り暮らしが長かった夫も「秋の夜長は心も寂しい」と語るが、さすがにこの妻の図々しさには呆れていた。

そこから毎週遊びに行くようになり、4カ月ほど経ったとき、「もうここにおったらどうや」と夫が誘い、同棲をスタートさせる。価値観の違いに驚くも、2人での生活は楽しく、1年半ほどで妻の気持ちは固まりプロポーズするも、夫は「せん!」の一点張り。いつか夫の気が変わるかもしれないと、毎日朝晩、「結婚しよう」を繰りかえした。

高齢ゆえ結婚に踏みだせない夫も、歳の差を吹き飛ばす妻の愛に心を打たれ、2023年8月に結婚。新婚生活では、「毎日、食事中に会話するのが楽しい」と夫にも変化があった。家事を担当するのは夫。かいがいしく朝ごはんを用意し、妻が仕事へ出たあとには、せっせと洗濯、掃除、犬の散歩・・・。晩ごはんの買い出しも全部やってくれ、妻は「お嫁さんをもらったみたい」とご満悦だ。

しかし、結婚してからも「歳の差は感じる」と妻が明かす。この模様は4月21日・昼12時55分より放送される。

(Lmaga.jp)

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