歴史的快挙、Aぇ!groupが大阪・道頓堀川で「ニホンウナギ」を捕獲 専門家も驚き

2025年の大阪・関西万博に向けて、芸人・よゐこと関西ジャニーズJr.のAぇ! groupがさまざまな実験&調査に挑むバラエティ番組『関西ジャニ博』(MBS)。この度、大阪・道頓堀川で合計11尾のニホンウナギの捕獲に成功したことを発表した。

これまで大阪淀川水系や大阪城などでさまざまな生態調査をおこない、特に道頓堀川では水中ドローンや潜水調査など本格的に取り組んできた同番組。そんななか、2022年5月のロケで、道頓堀川から絶滅危惧種である「ニホンウナギ」のDNAを検出。確信を持った番組は、『ウナギ捕獲大作戦』という調査プロジェクトを立ち上げ、大阪府と大阪市に特別な許可を得て、継続的に調査してきた。

そしてこの度、仕掛けていたもんどりのなかで1尾(全長66cm)、はえ縄で10尾、合計11尾のニホンウナギを捕獲。これまで道頓堀川では大阪市の調査での公式記録としてニホンウナギの生息は確認されておらず、学術的な調査報告としては「道頓堀川で史上初のニホンウナギ捕獲」の記録となった。

実際に捕獲したAぇ!のリーダー・小島健は、「道頓堀川でウナギとったどー!」と喜びを爆発させ、「ウナギがいると聞いてロケしてきましたが、これまで実際に見たことがなかったので、いないのではと思っていました。ラストのもんどりをあげたとき、ウナギとわかった途端、カメラを忘れてただただみんなで興奮してしまいました」と振りかえった。

■ 「正直獲れると思っていなかった」専門家らも驚き調査に立ちあったウナギに詳しい大阪動植物海洋専門学校校長の亀井哲夫さんは、「大都会の真ん中の道頓堀川で立派なニホンウナギが初めて獲れたが、正直獲れるとは思っていなかった。これだけ立派な魚体のウナギが獲れたということは、道頓堀川の水質が良くなっているということに加え、ほかの餌生物も豊富だということの裏付けだ」とコメント。

また、捕獲に全面協力してきた「大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター」の山本義彦さんは、「これまで環境DNA調査によってニホンウナギのDNAを検出しており、生息していると期待していましたが、ついに本当に生息していることを証明することができました。番組にはこれからも大阪の自然や生物多様性についてのAッ! と驚く発信を期待しています!」と期待を寄せた。

今回捕獲した捕獲したニホンウナギは今後、生物多様性センターにて「道頓堀川でとれたニホンウナギ」として展示される予定。また、ニホンウナギ捕獲の結果を大阪市環境局、大阪市立自然史博物館に報告し、「大阪市立自然史博物館」ではニホンウナギが標本として収められている。

この捕獲の様子は1月15日・昼3時からの『日曜!関西ジャニ博』で放送される。

(Lmaga.jp)

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