「母親」と呼ばれ渋顔の久本雅美、さすがの切り返しに会場爆笑

タレント・久本雅美が6日、自身が出演する『松竹新喜劇 新春お年玉公演』の取材会に、はなやかな振袖姿で出席。「松竹新喜劇」の看板俳優・藤山扇治郎と愉快なやり取りを見せるシーンがあった。

「WAHAHA本舗」劇団員で、『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)などバラエティ番組でも活躍する久本。「松竹新喜劇」には2014年に初登場し、彼女のパブリックイメージを壊すような、さまざまな役どころに挑戦してきた。今回は、松竹の名作『お種と仙太郎』で、女手一つで育てた息子・仙太郎の嫁を、嫉妬からいびってしまう母・お種を演じる。

「もともと藤山寛美(注:松竹新喜劇の一時代を築いた名優)さんなど、男性が演じてきたお役。でも女性がやると、(意地悪なのは)役なのかホンマなのかわからなくなりそうというのもあって、久々に緊張しています」と真摯に語ったあとに「(素の)私とは正反対の役だと、しっかりと太く書いていただきたいです(笑)」と、記者たちに呼びかけた。

仙太郎を演じる扇治郎も、「親子の愛情に、ホロリとできる話。久本さんとやりたいと思う、5本の指に入る作品のうちの1つだったので、今はめちゃくちゃうれしいです」とよろこびを語る。続けて、「(久本さんを)お姉さんと呼んでますけど、実は芸能界の母親だと思っています。松竹新喜劇は、天外さんとの父子家庭みたいなものなので(笑)。毎年出ていただきたいし、嫌われないようにがんばりたいです」という、思わぬ告白まで飛び出した。

それを受け久本は、「そうやって思ってくれてはることは、涙が出そうなぐらいうれしい」と感激しつつも、「母親」と呼ばれたことについては、「私のことを、女として見ていると思ってましたけど・・・」と、複雑な表情。そして、「お姉さんではなくお母さんということで、明日から母乳絞り出していきます!」と明るく開き直り、会場は大きな笑いに包まれた。

『松竹新喜劇 新春お年玉公演』は、1月2日~10日に「南座」(京都市東山区)にて上演。チケットは一等1万1000円ほか、現在発売中。

取材・文/吉永美和子

(Lmaga.jp)

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