朝ドラ・エールの生々しい戦争描写が再放送「裕一の原点がこの週に」

凄惨な戦争描写で戦争の悲惨さを伝えた連続テレビ小説『エール』(NHK)の第18週(10月12日~16日放送)。放送後に大きな反響を呼んだことを受け、24日の深夜に一挙再放送されることが発表された。

この週、主人公の古山裕一(窪田正孝)が初めて戦地最前線のビルマ(現ミャンマー)を慰問。そこは、無謀な作戦だったと後世に伝わる「インパール作戦」が展開される激戦地だった。

再放送について、「裕一が戦争の真実を知るシーンが大きな反響を呼び、再放送が決まりました」とドラマ制作統括の土屋勝裕さん。

「エール全編のなかでも特にご覧いただきたい週です。裕一が戦後、平和を願う歌を作り、人々を励まし慰め、エールを送る曲を数多く作ることになる、その原点がこの週にあると思います」と思いを語る。

前線から戻った中井(小松和重)が、後方で待機する裕一に戦況が絶望的な事を吐露するシーン。恩師・藤堂清晴(森山直太朗)が前線にいることを知り、覚悟を決めて向かう裕一。そして、そこで遭遇する悲惨な現実、国内にも広がる被害や犠牲者・・・。

ネット上では「今日のエールは辛かった」「悲し過ぎる・・・、これが戦争」と投稿があり、「エール」が検索トレンドにも入った。

土屋さんは、「朝ドラとしては重たいシーンが続き、1日の始まりに見るのは辛いという方も多かったと思いますので、あらためてご覧いただければ」と話す。

藤堂先生との衝撃的な別れのシーンもSNSには、「刹那すぎる別れ。どれだけの国民がこの悲しみを背負って生きてきたのか」「『何も知らなくてごめんなさい!』戦争がどんなものか分かっていなかった裕一が目の当たりにした現実。自分もきっとそうなる、そう思わせられた描写だった」と、みなそれぞれ心が動かされたようだった。

この再放送は24日・深夜26時35分からNHK総合にて。また合わせて、NHKスペシャル『戦慄の記録 インパール』(2017年8月15日放送)も急遽、10月27日・深夜26時35分から再放送される。

(Lmaga.jp)

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