究極のソーシャルディスタンス、神戸の「山テレワーク」

新型コロナウイルスの影響で進化するリモートワーク。日本三大夜景の一つとして知られる摩耶山「掬星台」(神戸市灘区)では、山と海に囲まれた雄大な自然を感じながら仕事ができる『掬星台テレワーク』を展開中だ。

摩耶山の山麓と山上を結ぶまやビューライン「星の駅」にあるショップ&カフェ「monte702」では、山上で働きやすいようにテレワークセットのレンタルを4月末から開始。電源と座り心地のいいアウトドアチェア(もしくは芝マット)のセットが1日1000円。エリアは限られるものの「KOBE Free WiーFi」を使って、青空リモートワークができる。

現時点ではまだ周知されていないため、ほぼ人に会うこともなく、風の音と野鳥の鳴き声がBGMで、家でこもるよりも開放的。また、仮に人が増えたとしても、山上の広場なのでいくらでもソーシャルディスタンスがとれそうだ。

観光案内所とアクティビティ用レンタルショップを兼ねて運営され、もともとノマドワークのプランを提案していた同店。「掬星台のようなスポットは休日に訪れる場所、というイメージがありますが、こんな時だからこそ平日の昼間に、自宅の庭に出るように気軽に利用して欲しい」と代表の慈さんが、企画した経緯を話す。

コーヒー(400円)のテイクアウトや、カフェで食事も楽しめるので、昼食休憩や天候の変化にも対応可能。おまけにバーナーやケトルをレンタル(500円~)してコーヒーをいれたり、レトルトのカレーやラーメンを自分で作ったり、軽いアウトドア気分も楽しむこともできる。

麓より気温が約5度低いため、街より1枚多く服を準備し、しっかりと日焼け対策をおこなって「どこに遊びに行ったの?」とならないように。車でアクセスするならば付近の有料駐車場から徒歩10分。電車の場合は、JR灘駅より「坂バス」、「まやビューライン」を使用。「monte702」は火曜休み。

取材・文・写真/上地智

(Lmaga.jp)

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