小6女児誘拐事件を受けて、大阪府はSNSの指導徹底を通達へ

大阪市内に住む小6女児誘拐事件を受けて、大阪府は教育委員会から生徒・児童に改めてSNSの危険性を指導するように通達することを決定。大阪府の吉村洋文知事が26日の囲み取材で明らかにした。

17日に自宅を出たまま行方不明になっていた小6女児。23日の午後、栃木県小山市の交番に駆け込んで保護された。栃木県警は未成年者誘拐罪で自称・派遣社員の伊藤仁士容疑者を逮捕。大阪府警によると、女児と伊藤容疑者はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて知り合ったという。

18歳未満の青少年少女がSNSや出会い系アプリなどを通じて大人社会と接点を持ちやすくなっていることを吉村知事は問題視。2020年2月に、現在の青少年健全育成条例を「青少年を守ること」に軸足を置いた内容にする方向で条例改定を進めてきた。

そんななかで発生した本事件に対して、吉村知事は「SNSは普及しており、無くすことができない。しかし、全国の犯罪者と簡単につながる窓口になりうる。府内の全市町村教育委員会、府立高校に対して、その危険性やリスクについて再度徹底して指導し、危険性を伝えるよう通知する」と明言した。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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