大阪・吉村洋文知事、市民団体のメール開示請求に反論

大阪市の吉村洋文知事は21日、「大阪府庁」(大阪市中央区)での囲み取材で、公用メールと私用メールについて言及。「頭を整理する段階でのやりとりは私用メール、公開する考えはない」と断言した。

 

これは、吉村知事が大阪市長だった2018年から今春にかけて、学力テスト結果を教員評価に反映させる仕組み作りのなかで、特別顧問の東北大・大森不二雄教授と交わしたメールの一部が公文書として保管されていないと、市民団体から情報開示請求があったことについて語ったもの。この日の会見では、メールを含む議論をどこまで公文書として扱い、記録として残すかについて言及した。

吉村知事は、「公文書として、組織的に共有すべき情報の記録は、僕が指示を出した時点で開始される。それは役所としての意思が形成され、決定されるまでの過程で必要だったもの。部局のさまざまな意見を掛け合わせて段階を踏んでいく過程で、僕のアドレスでのメール文章が意思決定になるものであれば、引用して公文書として残す」と説明。

そして、情報開示請求で指摘された特別顧問ら重要人物とのやり取りの公文書化については、「僕が指示を出す前段階のやり取りだったので公務ではない。今後も、僕の頭の整理でいろいろな人とやり取りした段階を公文書にすることはしない」と回答した。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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