待望のホール「フェニーチェ堺」が10月開館、式典に中村鴈治郎と尾上松也

10月1日にオープンする「フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)」(大阪府堺市)の開館記念式典・記念公演が、9月26日に開催。歌舞伎役者の中村鴈治郎と尾上松也が舞踊を披露し、祝いの言葉を述べた。

老朽化にともない2014年に閉館した「堺市民会館」から、南大阪最大級のホールを有する「芸術文化の殿堂」として生まれ変わった同ホール。2000席の大ホール、312席の小ホールのほか、スタジオ、多目的室、文化交流室なども備え、地域住民も幅広く活用できる施設となっている。

中村鴈治郎と尾上松也は、上村吉太朗とともに、祝いの場で上演される『寿式三番叟』を披露。その後の記念式典で、中村鴈次郎は「こんな素敵な劇場ができていて驚きました。大阪は劇場が少ないので、僕らも困っていたのですけれども(笑)。また機会がございましたら、こちらで歌舞伎の公演をさせていただければと思います」と新しいホールの誕生を喜んだ。

また、尾上松也も「先ほど一緒につとめてくれました、吉太朗は岸和田市出身で、上方歌舞伎の若者もすくすくと頼もしく成長しております。今までお兄さん方がつないでくださいました歌舞伎という伝統芸能を、私どもも一生懸命、芸を精進して、継承して、またこうして『フェニーチェ堺』という素晴らしい劇場で発信できますように」と願いを込めて語った。

10月1日から2020年の1月まではオープニング記念公演がおこなわれ、世界的にも有名なテノール歌手のホセ・カレーラス、葉加瀬太郎(9月29日発売)、井上陽水(10月5日発売)のコンサートや、熊川哲也のバレエ公演、笑福亭鶴瓶(10月12日発売)の落語会などバラエティ豊かな公演を予定している。

(Lmaga.jp)

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