清水寺でアート展を小説家・原田マハが企画 短編小説の書き下ろしも

小説家の原田マハが監修するアート展『CONTACT つなぐ・むすぶ・日本と世界のアート』が、世界遺産「清水寺」(京都市東山区)で9月1日から8日まで開催される。

世界の美術館・博物館から専門家が3年に1度集う『ICOM(国際博物館会議)京都大会』の京都初開催を記念した同展。アートに造詣が深く、キュレーターとしても活躍する原田マハが、発起人となり総合ディレクターを務めることから、文学好きが楽しめる仕掛けにも注目だ。

日本と世界のアートにおける接点(コンタクト)をテーマに、互いにどのような影響を与え合ってきたかが展観され、日本のアート界に影響を与えたアンリ・マティスらの美術作品のみならず、小説家の宮沢賢治、漫画家の手塚治虫とジャンルを超えて、原田らしさを活かした26アーティストの作品が選ばれている。

そのアーティストに合わせて、原田マハが短編小説『20 CONTACTS 消えない星々との短い接触』(幻冬舎)を書き下ろすという試みも。「小説を読んでから展覧会を訪れることで、作品がより立体的に見えてくると思います」と原田マハは語り、全作品の解説と小説の一部を掲載したタブロイド紙の無料配布もおこなわれる。

また、小堀遠州作庭の美しい庭園を有する通常非公開の「成就院」や「経堂」を使った会場も見どころ。現代アーティスト・加藤泉の新作を西門で展示するなど、無料で鑑賞可能なエリアもあり。入場料金は一般1800円、7時~18時まで。

取材・写真/天野準子

(Lmaga.jp)

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