2メートルの巨大昆虫模型やGの世界にびっくり 大阪の昆虫展

昆虫の生態、能力、多様性、昆虫研究のイロハを、約3万5000点の標本と、映像、パネルなどの資料で紹介する特別展『昆虫』が、「大阪市立自然史博物館」(大阪市東住吉区)で9月29日まで開催されている。

まず驚かされるのは、全長約2メートルの巨大昆虫模型。ミツバチ、オオクワガタ、ミンミンゼミ、オオムラサキチョウの4体があり、あまりの精巧さと迫力にドギモを抜かれる(ちびっ子はビビっちゃうかもね)。

さらに先へ進むと、そこはめくるめく昆虫標本の世界。展示はただ標本が並んでいるだけではなく、映像やパネルでその生態が分かりやすく解説され、子どもでも飽きることなく楽しめる。昆虫研究のコーナーでは昆虫採集のテクニックも紹介されており、夏休みの自由研究に役立つだろう。そして「Gの部屋」と題したゴキブリのコーナーは、世界中から集められた多種多様なヤツらが一堂に。見たくない人には迂回ルートが用意されている。

昆虫の起源は約4億8000万年前と言われ(人類は約200万年前)、地球上で知られる種の数は100万種以上に上るという。そんな不思議とロマンに満ちあふれた昆虫の世界を、ワクワクドキドキしながら見て欲しい。

また、昆虫研究の第一線で活躍する執筆陣が、最新の研究成果をもとに詳しく解説する図録(2000円)や、てぬぐい専門店「かまわぬ」とコラボしたてぬぐい(1296円)に、アリの扇子(1944円)など、ユニークなグッズも見逃せない。虫カゴに入ったおかきや、リアルな虫の写真がパッケージになったチョコレートなどお菓子も充実だ。

取材・文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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