大阪・吉村洋文知事、緊急情報発信に「批判も責任も引き受ける」

「大阪府庁」(大阪市中央区)で17日、吉村洋文知事が会見をおこない、大阪・吹田市で発生した拳銃強奪事件を機に、「緊急広報統括官」を設置したと発表した。

「緊急広報統括官」は、緊急を要する府民の人命にかかわる事象(例えば、地震、台風、新型インフルエンザなど)の危機事象に対して、府政情報室のサイトやSNS、各部局の情報ツールを活用して府民にしっかり情報発信するというもの。

吉村知事は、「混乱を抑えるのも役所の仕事。役所は90%が正確でも、10%が不確実だと情報発信をやめてしまう。非難を恐れてだんまりを決め込むのは全国的にも問題。緊急時は、90%正確であれば発信するほうがいい」と言及。

拳銃強奪事件では、迅速な情報発信(防犯メールや男の画像公開)が犯人検挙につながった一方、「役所の発信」などと書かれたデマ情報も流れた。情報の信ぴょう性について吉村知事は、「緊急時は、府庁も混乱していることもある。最終的に発信するかは、知事の判断。後から非難される可能性もあるが、批判も責任も知事が引き受ける」と断言した。

今後、この「緊急広報統括官」は政策企画部の川端隆史秘書長が担い、緊急時には知事と連携して大阪府内の混乱を抑えるための適切な情報発信をしていくという。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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