瀬戸内7県を拠点とするSTU48、方言だらけの「素朴さ」が魅力

AKB48姉妹グループとして、2017年に誕生したSTU48(エスティーユーフォーティエイトは、兵庫・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛の「瀬戸内」エリアを本拠地とし、「1つの海、7つの県」を舞台に活動。2018年末の『第60回 日本レコード大賞』ではデビューシングル『暗闇』で悲願の新人賞を獲得し知名度を上げるなか、2ndシングル『風を待つ』が2月13日にリリースされる。シングルや昨年の活動について、メンバーの薮下楓と門脇実優菜に話を訊いた。

「いろいろなことをやらせてもらって、瀬戸内に貢献できた時間が長くなった」(薮下楓)

年末に公開された『風を待つ』のMVは、坂の街・広島県尾道市を舞台に、100を超える石段をメンバーが踊りながら駆け上り、それをドローン空撮で1カット撮影。「自分たちの持つ全ての力を凝縮した」という力作で、公開されるやいなや話題となった。

「約4分の曲を1カット撮影で2日間で10テイク撮って・・・本当にキツかった! 雨で地面がちょっと濡れてて滑っちゃったり、実は走りながらみんなすっごい叫んでます(笑)。常に走るのもギリギリの状態で、直前に決められたポジションに滑り込んで踊ったりしてるので、そういうのもみなさんに想像しながら観ていただけたらおもしろいんじゃないかなと思います」(薮下)

シングルは当初2018年8月29日の発売を予定していたが、7月に起こった西日本豪雨の影響で延期に。その間は復興支援活動として、東京・大阪・福岡でのチャリティーコンサートツアーや各地での募金活動も多くおこなってきたという。

「まだまだ復興出来てない場所もあるんですけど、そんななかで『STU48を見ると元気出るよ』って言ってくれたりするのが、私たちにとっては1番うれしい。それを聞いてさらにみなさんのために頑張ろう、もっともっと瀬戸内を知ってもらいたいという気持ちが強まりました。いろいろなことをやらせてもらって、その分瀬戸内に貢献できた時間が長くなったので、今後も続けていきたいです」(薮下)と振り返る。

STU48は地元の人々との交流が特に多いといい、2018年は地元のイベントにも多数出演。「地元の小さいお祭りから、ちょっと大きい花火大会とか、イルミネーションイベントも結構出ました。まだSTU48を知らない人もいっぱいいると思うので、見てもらえるだけでうれしかったですね」(門脇)

「自分たちが船の上で歌って踊ってるのを想像するだけでワクワクする!」(門脇実優菜)

AKB(秋葉原)、SKE(栄)、NMB(難波)、HKT(博多)、NGT(新潟)に続き、国内6番目となるSTU48。ほかのグループと違う魅力を尋ねると、「自分たちではあんまり感じてないんですけど、周りの方によく言われるんです、瀬戸内らしい素朴な感じが出てるって。なにより、メンバーの方言がすごい! みんないろんなところから来てるので、たまに何語やろって思う(笑)。『なんとかじゃけ!』とか方言が全く抜けてなくって」(薮下)

「方言かわいいですよね。私は淡路島なんですけど生まれは千葉県なんで、家では標準語だから。メンバーが『~じゃなかと?』とか『どげん』とか言ってると、うお~ってなる(笑)」(門脇)

そして今春、いよいよ活動拠点となる船上劇場「STU48号」が完成予定。瀬戸内海それぞれの県に着港し、歌とダンスの公演を開催していくという。22日に公開された『風を待つ』のカップリング曲『出航』MVの舞台にもなっており、期待は膨らむばかりだ。

「いよいよです。自分たちが船上で歌って踊ってるのを想像するだけでワクワクしますね」(門脇)

「全く想像がつかないから、すごい楽しみ! 船酔いは怖いけど・・・(笑)。船だからこそできることもいっぱいあると思うので、観光スポットのひとつになってほしいですね」(薮下)

2ndシングルの発売、船上劇場の完成・・・と2019年はさらに活躍の場が増えるSTU48。今後の意気込みは?

「いろんなところでリリースイベントをさせていただきながら、たくさんの人に瀬戸内を知ってもらって瀬戸内の良さを伝えていければいいなって思うし、私たちも瀬戸内の良さを自分たち発信で言えるような大きい存在になれたらいいなって思います。あと、MVだけじゃなくて公演をほんとに観に来てほしい。ダンスを踊ってるのをいろんな人に観てほしいです!」(薮下)

「2019年はいのしし年だからね。猪突猛進!」(門脇)

(Lmaga.jp)

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