全世代向けのバレンタイン目指し工夫凝らす阪急うめだ本店

関西では最大規模を誇る「阪急うめだ本店」(大阪市北区)のバレンタイン催事『バレンタインチョコレート博覧会』。1月15日に、今年の概要についての記者会見がおこなわれた。

2018年は過去最高の23億円を記録し、10年前は約5億円だったことを考えると驚異的な伸びを誇る同催事。約12年担当するフードマーケティング部の高見さゆりさんは、タブレット(板チョコ)などの新しいムーブメントを提案したり、売場を拡張したりなど、工夫を凝らしてきた。

「売り上げを重視することよりも、もっとお客さまが楽しめるように。小さなお子さまから年輩の方まで、男女問わず楽しめる空間を目指しました」と、今年の狙いを説明。女性が男性のために買うものから、自分が楽しむためのものへと変化し、カカオの産地にこだわるタブレットを嗜好品として楽しむ男性客が増え、ソフトクリームなどを目当てに学生がカップルで訪れるなど客層が広がってきた背景を受けて、あえてターゲットを設けないのが戦略だという。

9階のフロアをすべて使用してエリアを展開。昨年はお酒チョコのコーナーが人気だったことを受けて、コーヒー、紅茶、中国茶などにもジャンルを広げた「のみものチョコ」、行列ができる買い食いスイーツを独立させた「チョコスイーツスタンド」、知識を深めたい人に向けた「ワールドチョコレートギャラリー」といった新エリアを設けた。また、昨年から新しい試みとして始めた、家族連れが楽しめる空間を目指した「チョコのワンダーランド」では、汽車を走らせる予定だそう。

期間は1月23日から2月14日まで。イベントに先駆けて1月16日からは全国的に人気を博す関西のイラストレーター・寺田順三さんが、1階のウィンドー全面に、チョコレートと不思議の国をテーマとしたイラストのディスプレーを展示し、全館をあげて盛り上げていくとのこと。

(Lmaga.jp)

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