来秋・朝ドラに抜擢、女性を描く脚本家・水橋文美江

2019年後期の連続テレビ小説が、ヒロインを戸田恵梨香が務める『スカーレット』に決定。脚本は、ドラマ『夏子の酒』『ホタルノヒカリ』などの脚本家・水橋文美江が挑む。

3日に開かれた会見に水橋は同席しなかったものの、制作統括の内田ゆきさんは、「ヒロインが自分で何かをやる、自分のためでなく誰かのためにこそ動ける女性を描きたいと思っていた。そういう女性を描くのに強い脚本家の方というのを考え、水橋さんにお願いしました」と明かした。

これまで水橋が手がけたのは、和久井映見(連ドラ初主演作)が造り酒屋で奮闘する女性を描いた『夏子の酒』、ミムラ(現・美村里江)の女優デビュー作で司法修習生の実態をコミカルに描いた『ビギナー』、綾瀬はるか(連ドラ初主演作)が演じる干物女の恋愛を描いた『ホタルノヒカリ』、息子を誘拐される母を沢尻エリカ主演で描いた『母になる』など、さまざま。

内田さんは、「水橋さんにお会いしたとき、『若い頃からいろいろ書いてきたけれども、50代の今だからこそ書けるヒロインをぜひやりたい』と熱意を持って言ってくださった。それと『元気を届けるとか、観てる人が明るい楽しい気持ちになれるっていうドラマをやりたい』とも」と話し、お互い意気投合したという。

滋賀県・信楽で奮闘する女性陶芸家の半生を描く本作。ヒロインのモデルは設定していないとのことだが、「女性陶芸家・神山清子さんを深く取材しています。子育てをしながら作陶するという姿勢を大きく参考にさせていただきました」と、内田さんは説明する。

半年間毎日放送されるとあって、出演者はもちろん脚本家も苦労が耐えない連続テレビ小説。前作『半分、青い。』はその斬新な脚本ゆえに賛否両論で話題となり、現在の『まんぷく』では緩急の差がちょうどよく安心して観ていられると好評だ。これらに続き、本作ではヒロイン・戸田恵梨香の魅力を存分に引き出せるストーリーに期待したい。クランクインは2019年4月の予定で、放送は9月30日から。

(Lmaga.jp)

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