デビュー53年目の布施明「ずっと反発してたんだけど・・・」

FM OH!の番組『LOVE FLAP』(月~木曜・11時半)に2日、デビュー53年目の歌手・布施明がゲストで登場。5月発売のオリジナルアルバムなどについて語った。

本当は病理学の道に進みたかったという布施。「音楽をやりたかったわけでなく、病理学を研究したかった。頭があんまり良くなかったのと(笑)、我々はちょうどベビーブームで、中学は1クラス70人いて、それが16クラスあったんだよ。人が多いから、受験が大変。だから途中で諦めちゃった。音楽でいいかなって」と、意外な過去を告白。

「一生懸命やったんじゃなく、いつ辞めてもいいって気持ちで始めて。だから、28歳で『シクラメンのかほり』のときに悩んだ。いろんな賞をもらったら、これはちゃんと勉強しないといけないって。チャラっとやってたからね。そこからは本当に音楽に向き合いました」とも。

そして、今年5月にはニューアルバム『WALK』をリリース。オリジナル作としては、実に22年ぶりとなる。布施自身の作詞・作曲のほか、大ヒット曲『君は薔薇より美しい』のコンビ(作曲:ミッキー吉野、作詞:門谷憲二)をはじめ、松井五郎、売野雅勇ら、昭和の歌謡史を彩る錚々たる面々が参加。そのなかで1曲、風味堂の渡和久が『いてもたっても居られなくなるよ』という曲を提供している。

「実を言うとね、反発したい気持ちがこれまであったの。昔、『ブラジル音楽祭』というのがあって、その主旨を見るとね、歌手は作詞家、作曲家が作った作品の通訳である、と。それがすごく悔しくてね。これまで、そのまんまを伝えるんじゃなくて、自分の気持ちも入れるから歌手なんだとずっと反発してたんだけど、この曲は彼(渡)が作ったそのままが伝わればいいなって」と、渡が手掛けた曲の世界観を絶賛した。

このアルバムを携えたツアーが、11月28日に「びわ湖ホール・大ホール」、翌29日に「和歌山県民文化会館・大ホール」で予定されている。チケットは発売中。

(Lmaga.jp)

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