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NHK大河ドラマと連動、西郷どん人物像に迫る展覧会、大阪で

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現在テレビで放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」。それと連動した展覧会『明治維新150年 NHK大河ドラマ特別展 西郷どん』が、「大阪歴史博物館」(大阪市中央区)で、9月17日までおこなわれています。

本展では、西郷隆盛の肖像画や刀剣、手紙などの品々をはじめ、島津斉彬、島津久光、篤姫、大久保利通、徳川慶喜、坂本龍馬、勝海舟など、幕末から明治初期に活躍した人々の資料186件を通して、西郷隆盛の人生と人物像に迫ります(会期中展示替えあり)。

第1章「船出」は、島津斉彬が藩主となり、西郷を抜擢した時期を扱っています。斉彬の写真(パネル)、大鎧や、篤姫の豪華絢爛な婚礼道具が見どころです。第2章「流転」は、斉彬の死後に西郷が奄美大島、沖永良部島の2度の島暮らしの時期がテーマ。手紙や書類が多いですが、これまでの展覧会ではほとんど取り上げられなかった、西郷の2番目の妻・愛加那に関する資料が目を引きます。

そして第3章「飛翔」は、薩摩のリーダーとなった西郷が、禁門の変、薩長同盟、大政奉還、戊辰戦争などを経て、討幕を成し遂げる時期がテーマです。勝海舟、坂本龍馬、大久保利通らと交わした手紙や文書が見られる一方、新選組の資料や徳川慶喜の書など幕府側の資料も充実しています。第4章「英雄」は、明治新政府で活躍した西郷が、やがて政府とたもとを分かち、西南戦争で没するまでを伝えます。そして最後のエピローグは、さまざまな西郷の肖像画が見られる一方、京都で西郷隆盛像が計画されていた(実現せず)という意外な資料も見どころです。

明治維新は敵と味方が何度も入れ替わるため、にわかファンは理解するのが大変です。大河ドラマのファンは、「あの時に出てきたのが、これか」と、展覧会を見れば、ストーリーの史実がつかめるでしょう。大河ドラマのファンはもちろん、幕末明治の日本に興味がある人は必見です。

取材・文・写真/小吹隆文(美術ライター)


(エルマガジン)

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