指が裂けた怪談家・稲川淳二「これはよほどの祟りです」

夏の恒例行事となった怪談ライブ『稲川淳二の怪談ナイト』が、7月から全国46カ所で開催。怪談家・稲川淳二が25日、大阪市内で会見をおこなった。

昨年70歳の古希を迎え、同ライブ25周年を記念した全60公演をこなした稲川。「怪談は70歳から。怪談には艶っぽい話が多いんですが、50代だと気分も出ないし、60になっても脂っぽいところばかりが匂っちゃう。ところが2年ほど前、色っぽい話をしたら女性にバカウケだったんですよ。あれを50代でやったら結構イヤらしかったかもしれない。70にもなるとさすがに枯れてきて、結構すんなりと艶のある話もできる」と話す。

今年も50公演以上を予定するが、いまだに元気な様子。「もうガタガタなんです。私が元気にしてるわけじゃなくて、何かいるんですよね。取っ憑いてる。いま指が裂けてるんですが、祟りです。ペンは持てない、ボタンは止められない、クスリも取り出せなくて、苦労しました。よほどの祟りですよ」と指先のひび割れを見せながら説明した。

「だんだん本当に『怪談じじぃ』になってきました。もうすぐ妖怪になるかと。こういうじじぃになりたくて苦労したんですよ。髪の毛が多かったのを少し薄めにしたし・・・」と、冗談っぽく話す稲川。京都公演は8月11日に「ロームシアター京都」(京都市左京区)で、大阪公演は同23日から26日まで「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)、奈良公演は9月22日に「なら100年会館 大ホール」(奈良市)にて。チケットは前売5500円(当日6000円)で、現在発売中。

(Lmaga.jp)

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