歴史に残る名作ミュージカル「コーラスライン」、本場から来日

ブロードウェイミュージカルの名作『コーラスライン』のリバイバル版が今夏、再来日。テレビCMなどでもおなじみの名曲『ONE』や、豪華なダンス、舞台にすべてをかけるダンサーたちの物語が堪能できる。

ダンサー・振付家として活躍していたマイケル・ベネットが、俳優に比べてスポットライトを浴びることのなかったダンサーを集めてインタビュー形式のワークショップを実施。ダンサーたちが赤裸々に語った様々な体験談を元に1975年、オフ・ブロードウェイで同作は誕生した。

舞台は、新作ミュージカルのために世界中からダンサーが集まったニューヨークのオーディション会場。わずか8人の枠をかけ、熾烈な闘いが繰り広げられる。演出家の指示のもと、ダンサーたちがそれぞれの半生や思春期、性、ダンスへの思いなどを語り、歌とダンスを披露。ワークショップを元に作られているだけにセリフはリアルで、ダンサーが次々と落とされていくオーディション形式の演出も、その場にいるかのようにスリリングだ。

ブロードウェイでは大ヒットを記録し、1985年には映画化。2006年には、初演版を忠実に再現したリバイバル版がブロードウェイで復活した。キャスト全員がゴールドのシルクハットと衣装を身に着け、代表曲『ONE』でラインダンスする姿は、ブロードウェイ史上に残る名シーンの1つ。結果はどうであれ、これがあるから「夢を追うことはやめられない」と納得させられ、観劇後はすべての人が浄化されるはずだ。

8月15日から東京・横浜・静岡を巡回し、大阪公演は8月31日から9月2日まで「オリックス劇場」(大阪市西区)にて。英語上演で日本語字幕付き。チケットはS席12000円ほか、5月27日に発売される。

文/米満ゆうこ

(Lmaga.jp)

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