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「悔いのないよう戦う」上方若手噺家の登竜門

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上方落語界の次世代スター発掘を目的に、2015年に始まった『上方落語若手噺家グランプリ』。その本年度の決勝進出9名が決定し、ファイナリストが14日に大阪市内で会見をおこなった。

出場資格は、上方落語協会に所属する入門4年目から18年未満の落語家。エントリー40名から決勝に進んだ9名のうち、芸歴17年と最年長の桂ちょうばが、「今年がラストチャンス、悔いのないように戦いたい」と気合を見せる一方、芸歴8年目の最若手である女流の桂二葉は、出演順で1番を引き当て意気消沈。初の決勝の舞台でトップバッターという重役を担うことになり、「とにかく一生懸命やりたい」と自身を奮い立たせた。

また、「なにわ芸術祭」新人賞(2016年)、「繁昌亭大賞」奨励賞(2017年)と受賞が続いた笑福亭喬介は、同グランプリでは2年連続で準優勝と涙をのんできたが、飄々とした芸風そのままに「今年も2位になりたい」と周囲を煙に巻いた。

また、この日欠席したものの、毎年優勝候補と注目されるのは桂雀太。これまで様々な賞を受賞して名実ともに右肩上がりだけに、今年の仕上がりに期待が高まる。さらに、2011年に桂三枝(当時、現・文枝)に弟子入りし、落語家へと転身した桂三度が初出場にして決勝進出。コント師として一時代を築いただけに、その世界観を映した創作落語にも定評があり、決勝ではどこまで攻めるか目が離せない存在だ。

決勝戦は、6月19日に「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)にて。桂二葉、露の眞、桂そうば、桂雀太、笑福亭喬介、中入りを挟んで桂三四郎、桂ちょうば、桂三度、林家染吉の順で、審査員は、在阪のテレビ・ラジオ局のプロデューサーが務める。チケットは2000円で、5月25日発売。

取材・文・写真/岩本和子


(エルマガジン)

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