兵庫でジブリの大博覧会、映画宣伝に注目

映画『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』まで、設立から約30年の「スタジオジブリ」作品の映画宣伝を凝縮した企画展『ジブリの大博覧会』が関西初上陸。4月7日から「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で開催される。

2015年の愛知県「愛・地球博記念公園」を皮切りに、新潟、六本木、長崎、大分、ソウルを巡回してきた同企画展。「絵職人の『男鹿和雄展』など、これまでアニメーション映画をどのように制作するかという絵描きの展覧会が多かったですが、今回は宣伝に注目しました」(イベントプロデューサーの青木貴之さん)というように、会場には歴代のジブリ作品の劇場用ポスターや新聞広告、なかなかお目にかかれないオリジナル非売品グッズなど約3000点がずらり。

映画の企画から宣伝、興行まで幅広く携わるスタジオジブリの名物プロデューサー・鈴木敏夫氏を中心に、映画をどのように視聴者に届けるかの取り組みが紹介され、なかでも『となりのトトロ』『火垂るの墓』など数々のジブリ作品のキャッチコピーを担当したコピーライター・糸井重里氏とのFAXのやり取りは必見。当時世の中を席巻した『もののけ姫』の「生きろ。」という名キャッチコピーが生まれるまでに、「もののけノイローゼ」になるほど悩みに悩んだ2人の苦労と熱意をひしひしと感じられる。

ほか、ジブリ作品で印象的な空とぶ機械に着目した展示『空とぶ機械達展』も。「どうして人は空を飛びたいのか」「作品に出てくる飛行機はどうやって飛ぶのか」を解説したパネルや、実際に動く『天空の城ラピュタ』オープニングの絵画に登場する飛行船の模型などが並び、子ども以上に大人がわくわくする展示がたくさん。車内の椅子に座ることもできるネコバスなど、全体を通して「スタジオジブリ」の世界観を堪能することができる。期間は7月1日まで、料金は一般1600円。

(Lmaga.jp)

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