日本の紅葉名所百選である滋賀「湖東三山（ことうさんざん）」が紅葉の最盛期を迎えた今、シャトルバスの運行を11月18日からスタート。初日は雨に見舞われつつも、観光客たちは美しい紅葉に目を奪われた。

湖東三山とは、滋賀県の湖東地域にある「西明寺」（滋賀県犬上郡）、「金剛輪寺」（滋賀県愛知郡）、「百済寺」（滋賀県東近江市）の３つの天台宗寺院の総称で、どのお寺も歴史が古く、紅葉の樹齢も高い。庭園はよく手入れもされているため、その美しさは格別だ。

初日はあいにく小雨だったが、歴史高い国宝の建造物が美しい紅葉に囲まれた光景に訪れた人たちも感動していたようだ。西明寺の住職中野英勝さんは、「紅葉の美しさはもちろん、西明寺は心と身体の悪いところを取り除くお寺。この機会に本堂にお参りし、体の病気や心の重い荷物を置いて帰って気持ちも楽になってもらえれば幸いです」と話す。

シャトルバスの運行は、11月27日まで。ＪＲ彦根駅から発着し、乗り放題1200円で「湖東三山」巡りが楽しめる（湖国バス）。彦根駅西口バス乗り場で販売中。

取材・文・写真／岡田由佳子

(Lmaga.jp)