散らばる仕掛け、朝ドラのタイトル映像

朝の連続テレビ小説『わろてんか』のタイトル映像を制作した映像ディレクター・小島淳二さんとイラストレーター・泉優次郎さん。その制作秘話がインタビューで明かされた。

「画面全体がうるさくならないように細かい動きでバランスをとっています」というタイトル映像タイトルバックのイラストはやわらかい水彩画で描かれ、大阪城や通天閣といった大阪の街並みが登場したり、招き猫、打出の小槌、ひょうたん、鯛といっためでたいものが天から降ってくるような映像。タイトル映像を制作するにあたり、「現場でドラマを作られているスタッフの方々の声に耳をかたむけながら、ドラマの世界観と合うタイトルバックになるよう、何度も修正を重ねました」と小島さんは話す。

タイトル映像に登場するヒロイン・てん役の葵わかなには、「鳥の動きに目線をあわせてもらうことと、ある程度実際の秒数にあわせて演技していただきました」といい、「当初、てんのまわりで花が咲くのはタイトルバック全体のかなり後半だったのですが、主題歌がバッと盛り上がるあたりで花を咲かせようと曲に合わせて変更しました。鳥の動きも細かく音楽にあわせています」と話す。

最後に、「毎日みるたびに発見があったらいいなと思って制作しました。今日はこの人、このモチーフを見ようと決めると、新しい気づきがあるのでは。毎朝元気になってもらえたらうれしいです」(泉)、「今日は右上半分、明日は左上というように、1/4画面ずつみると『あっ』と気づいてもらえるような細かい仕掛けを散りばめました。実は静止画のようでいて、ぷるっと動いたりしますよ。アニメーションのおもしろさにも気づいてもらえるとうれしいなと思っています」(小島)と語った。放送は2018年3月31日までの全151回。

(Lmaga.jp)

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