怪物・清宮が聖地へ!早実が大逆転でV

 「高校野球西東京大会・決勝、早実8-6東海大菅生」(26日、神宮)

 名門に現れた怪物ルーキーが、高校野球100周年の聖地に上陸する。西東京大会は決勝が行われ、早実が終盤に5点差を逆転して今春センバツ出場の東海大菅生を破り、5年ぶり29度目の優勝を飾った。スーパー1年生、清宮幸太郎内野手は、八回に右前適時打を放って勝利に貢献。決勝で今大会最多の39社238人の報道陣を集めた“清宮フィーバー”が甲子園も席巻する。

 勝利の校歌が2万8000観衆で埋まった神宮に響くと、清宮の目に熱いものがこみ上げた。「勝っても負けても泣かないつもりでしたけど。ビックリしました」。リトルリーグ世界一になった時も流れなかった涙。甲子園を決めた試合は、やはり「特別」だった。

 脈々と息づく伝統の力が5点を追う八回に爆発した。攻撃前の円陣に、和泉実監督(53)が肩を組んで声を出した。「このイニング、とにかくつなげよう!」。超異例のゲキがナインに火をつけた。

 5本の単打を集中して1点差に。さらに連続押し出し四球で一気に逆転すると、ここで清宮だ。2死満塁から羽生の内角球を捉える右前適時打。7点目をたたき出した。結局この回は14人攻撃で8得点。追い上げるたび、早実の応援席だけでなく、球場全体に生まれる大きなうねり。「高校野球のすごさを感じた」と振り返った。

 総力戦でたどり着いた優勝。エースで主砲だったリトル時代までは、自分の力による栄冠が多かった。「チーム全体で勝った大会はあまりない。今回は違った」。そんな思いも涙となって表れたのかもしれない。

 スーパールーキーにとっては甲子園は“夢”ではない。「今日のこの試合に人生がかかっていたと思う。プロで活躍する人は、1年夏から大活躍していると思う。出ると出ないとでは、本当に大違いだと思う」。将来の“目標”にメジャーリーガーを掲げる16歳。並々ならぬ覚悟で臨んだ一戦だった。

 今大会は全6試合で安打を放ち打率5割、10打点。それでも「100%はできていない」。満足できない理由…それは不発に終わった本塁打。「打てるのなら打ちたい。甲子園で暴れてきます」。新世紀を迎えた甲子園で“清宮伝説”が幕を開ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(高校野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス