早実・清宮が1枚目の甲子園切符!

優勝が決まり、泣きながらナインの元へ向かう早実・清宮(左)=神宮(撮影・村中拓久)
3枚

 「高校野球・西東京大会決勝、早実8-6東海大菅生」(26日、神宮)

早実 000000080-8

東海 004001001-6

 (早)松本、吉野、上條、服部-加藤(東)勝俣、羽生、船木、勝俣-斎藤

 ▽本塁打 江藤(東)

 早実が八回に5点差を大逆転して優勝し、5年ぶり29度目となる夏の甲子園出場を決めた。スーパールーキー、清宮幸太郎内野手(1年)は今後最多で5度の出場チャンスがある甲子園への1枚目の切符を獲得した。

 早実は0-0の三回裏、東海大菅生の3番・江藤に3ランを浴びるなど4点先制され、六回裏にも1点を追加される苦しい展開だった。

 清宮は決勝も前5戦と同じ「3番・一塁」で先発。0-5で迎えた八回表の第4打席は無死一、二塁から二塁ゴロに倒れた。しかし、早実はこの回、打者14人の猛攻を見せて8点奪って大逆転に成功。清宮も6-5と逆転した後、2死満塁で、この回2打席目となる第5打席が回り、右前に適時打を放った。

 一回表の第1打席は2死無走者から一塁ライナー。三回表2死二塁で1度打席に立ったが、二塁走者が三盗に失敗し攻撃が終了。四回表の第2打席は、先頭で空振り三振に倒れた。0-4の六回表の第3打席は2死無走者から四球で出塁した。

 夏デビューとなった今大会、清宮は20打数10安打10打点、打率・500の成績を残した。

 【清宮・今夏の全打席結果】(カッコ内の数字は打点)

 ▽3回戦・東大和南(18日)3打数1安打(1打点)四球、四球、二直、投ゴロ、遊越安(1)

 ▽4回戦・府中西(19日)3打数2安打(3打点)左中二(1)、左線二(2)、右飛、四球

 ▽5回戦・日野(20日)4打数4安打(3打点)中越三、右安(1)、中安、中犠飛(1)、中越二(1)

 ▽準々決勝・八王子(22日)3打数1安打(0打点)二ゴロ、死球、一ゴロ、中安、死球

 ▽準決勝・日大三(24日)3打数1安打(2打点)四球、右中越二(2)、空振り三振、空振り三振

 ▽決勝・東海大菅生(26日)4打数1安打(1打点)一直、空振り三振、四球、二ゴロ、右安(1)

 ※1回戦、2回戦はシード

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